介護サービスの種類

ユニットケア
ユニットケア*が受けられる介護サービス。ただし、施設により行われていない場合もあります。
*ユニットケア
ユニットケア(ユニット型施設)の理念は、施設は「暮らしの継続」の場としています。そのために、入居者10人程度を1つのユニット(1軒の家)単位とし、そこに担当する職員を配置し、「なじみの関係」できめ細かくサポートするケアの方法です。
自分の部屋があり、家と同じようなキッチンや風呂、そして、「食べて・出して・寝る・入浴する」等の暮らしが自分のペースで出来ます。施設は、入居者一人一人の24時間の暮らしぶりをデータ化し、共有し、いつでも同じ対応の出来るケアを目指しています。

在宅サービス

自宅で受けるサービスや施設に通って受けるサービスがあり、本人・家族の状況や必要性によって選んだり、さまざまに組み合わせたりして利用することができます。

自宅で受けるサービス

サービスの種類 内容 要支援 要介護
訪問介護
(ホームヘルプサービス)
ホームヘルパーが自宅を訪問し、入浴・食事・排泄などの身体介護や、調理・洗濯・掃除などの生活援助を受けることができます。 1 2 3 4 5
訪問入浴介護 浴槽を積んだ入浴車で自宅を訪問して、自宅で入浴の介助を受けることができます。 1 2 1 2 3 4 5
訪問看護 看護師や保健師が自宅を訪問し、療養上の世話や診療の補助などを受けることができます。 1 2 1 2 3 4 5
訪問リハビリテーション 理学療法士や作業療法士または言語聴覚士が自宅を訪問し、リハビリの指導を受けることができます。 1 2 1 2 3 4 5
居宅療養管理指導 医師や歯科医師・薬剤師などが家庭を訪問し、療養上の指導や管理を行います。 1 2 1 2 3 4 5

※要支援者に対する訪問介護は、平成29年度までの間に準備の整った市町村から、市町村独自の地域支援事業に移行します。

施設などを利用して受けるサービス

サービスの種類 内容 要支援 要介護
通所介護(デイサービス) デイサービスセンターなどに通い、生活指導、日常生活訓練などを受けることができます。 1 2 3 4 5
通所リハビリテーション
(デイケア)
老人保健施設や病院・診療所などに通って、理学療法士や作業療法士から入浴・機能訓練などを受けることができます。 1 2 1 2 3 4 5
短期入所生活介護
(福祉施設でのショートステイ)
特別養護老人ホームなどに短期間入所し、介護や日常生活の世話を受けることができます。 1 2 1 2 3 4 5
短期入所療養介護
(医療施設でのショートステイ)
老人保健施設などに短期間入所し、介護や必要な機能訓練を受けることができます。 1 2 1 2 3 4 5
特定施設入居者生活介護 介護付き有料老人ホームやケアハウス、サービス付き高齢者向け住宅などに入居している方が、施設が行う介護や日常生活上の世話などを受けることができます。 1 2 1 2 3 4 5

※要支援者に対する通所介護は、平成29年度までの間に準備の整った市町村から、市町村独自の地域支援事業に移行します。

生活環境を整えるサービス

サービスの種類 内容 要支援 要介護
福祉用具貸与 車いすや特殊寝台、歩行器、リフトなどの福祉用具がレンタルできます。 1 2 1 2 3 4 5
特定福祉用具購入 レンタルになじまない腰掛便座、特殊尿器、簡易浴槽などの入浴・排泄のための福祉用具の購入費用が年度ごとに10万円(うち自己負担1割(※)を限度に支給されます。 1 2 1 2 3 4 5
住宅改修 自宅の手すりの取付けや段差解消などの小規模な工事費用が、同一保険者・同一住宅で20万円(うち自己負担1割(※))を限度に支給されます。住宅改修は事前の申請が必要です。 1 2 1 2 3 4 5

※65歳以上の方(第1号被保険者)のうち、一定以上の所得(年金収入のみで280万円以上)がある方の自己負担は2割です。

計画を作るサービス

サービスの種類 内容 要支援 要介護
居宅介護支援・介護予防支援
(ケアプランの作成)
介護支援専門員(ケアマネジャー)が、本人や家族の希望を尊重して、適切な介護サービスの利用計画(ケアプラン)を立てます。利用者の自己負担はありません。 1 2 1 2 3 4 5

地域密着型サービス

事業者や施設の指定・指導などを市町村が行い、その地域に住んでいる方がサービスを受けることができます。

自宅で受けるサービス

サービスの種類 内容 要支援 要介護
夜間対応型訪問介護 夜間にホームヘルパーが巡回、または通報により随時に訪問し、排泄などの日常生活上の世話や緊急時対応を受けることができます。     1 2 3 4 5
定期巡回・随時対応型
訪問介護看護
日中・夜間を通じて、1日複数回の定期訪問と随時の、介護・看護サービスを受けることができます。     1 2 3 4 5

施設などを利用して受けるサービス

サービスの種類 内容 要支援 要介護
認知症対応型
通所介護
デイサービスセンターなどで認知症に配慮した介護や機能訓練を受けることができます。 1 2 1 2 3 4 5
認知症対応型共同生活介護
(グループホーム)
認知症の高齢者が、小規模で家庭的な環境の下で共同生活を送りながら、日常生活の介護や機能訓練など受けることができます。 1 2 1 2 3 4 5
小規模多機能型居宅介護 身近な地域にある小規模な施設で、通所サービスを中心に、事業所での宿泊や自宅への随時の訪問サービスなどを受けることができます。 1 2 1 2 3 4 5
複合型サービス
(看護小規模多機能型居宅介護)
小規模多機能型居宅介護と訪問看護の機能をもち、状態に応じて通い・泊まり・訪問(介護・看護)サービスを受けることができます。     1 2 3 4 5
地域密着型
特定施設入居者生活介護
定員29人以下の小規模な有料老人ホームやケアハウス等です。原則として、事業所の所在する市町村の住民のみが入居できます。 1 2 1 2 3 4 5
地域密着型
介護老人福祉施設入居者生活介護
ユニットケア
定員29人以下の小規模な特別養護老人ホームです。原則として、事業所の所在する市町村の住民のみが入居できます。         3 4 5

施設サービス

介護保険の施設サービスに指定されている介護施設は3種類あり、「要介護1~5」(介護老人福祉施設は、平成27年4月以降に入所する場合は「要介護3~5」) に認定された人のみが利用できます。「要支援1~2」の人は利用できません。

サービスの種類 内容 要支援 要介護
介護老人福祉施設
(特別養護老人ホーム)
ユニットケア
常に介護が必要で自宅では介護が困難な方を対象としています。日常生活上の世話、機能訓練を受けることができます。         3 4 5
介護老人保健施設
ユニットケア
病状が安定した方が、看護や医学的管理のもとで、介護、機能訓練を受けて自宅復帰を目指します。     1 2 3 4 5
介護療養型医療施設
ユニットケア
病状が安定し、慢性疾患などにより長期療養を必要とする方が、医療や介護、日常生活上の世話を受けることができます。     1 2 3 4 5

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