理念教育

2013年3月27日 更新

有る研修会のこと。
自施設・法人の理念についてのディスカッション。
ユニットケアであれば、老人福祉法33条の「入居前の暮らしと入居後の暮らしが連続したものとなる・・・」に基づき、それぞれの施設等の理念が掲げられていると思う。

しかし、こんな意見が有った。
「うちの法人の理念は、剰余を出す」ことです。
「え!そちらは、社会福祉法人・・・?」
「はい」
「それで、法人認可がされたの・・・?監査はそれで通る・・・?」
質問が矢継ぎ早に出る。
「これは、裏理念で表には出ていない」
「むー、社会福祉法人の使命は何・・・?」

今、研修では、理念の話から始めることが多い。
というのも、「私は何を目的に働けばいいのでしょうか?」というリーダーの声を多くするからである。
管理者研修でも、
「理念は法人と施設で替えるべきですか?」
「理念は誰が作ったらいいですか?」
「理念を替える期間はどの位ですか?」という疑問が毎回といって出される。

振り返ってみれば、介護現場で理念についてどの位教育がされていたであろうか?

「理念と目標の違いは何ですか?」という問いに、ある施設長は、「理念は北極星で、目標は数値化出来る」と言っていた。
「理念研修は1回では済まない。絶えず続けることに意味が有る」とも言っていた。

これからは、新人研修の時期である。ご参考になれば。 

秋葉

施設見学in東京

2013年3月27日 更新

先週末、東京都にある実地研修施設へ施設見学に伺いました。

午前中は、調布市にあります 特別養護老人ホーム ちょうふ花園へ伺いました。

ちょうふ花園は、東京都で初めてのユニット型の特養で、在宅系事業と施設の隣には系列の病院もあり、地域の福祉の拠点となっています。
理学療法士の施設長自ら、介護予防教室の先生をされる事もあるそうです。
建物は、天井の高さをやや低くし、空間の境目等に木の梁を渡してある等、入居者の方が暮らされていた日本家屋の環境に近づける工夫がされていました。
また、施設内には季節の花々が多くあり、施設長が入居者の方へ話しかけられると「咲いたね~、綺麗だね~」と自然に話も花が咲いていました。設えとしてだけではない、季節の花々の持つ自然の力を改めて感じる事が出来ました。

午後からは、立川市にあります、特別養護老人ホーム 至誠キートスホームへ伺いました。

明治45(1912)年に設立された非常に歴史ある法人で、平成12年4月に全国に先駆けて、部屋が個室仕様の施設として開設をされたそうです。
現在は全室個室・ユニット型となっていますが、建物を建てる際に個室の数の制限があった中、多床室をいかにして個室の様に使って頂けるかを考えられながらユニットケアに取り組まれたそうです。
また、至誠キートスホームには、地域の方と密接にコミュニケーションを図られており、年間5000人近くのボランティアの方がいらっしゃるそうで、職員かボランティアか、実際説明を受けるまでわかりませんでした。

どちらの施設も、施設見学の間だけでも多くの人の出入りがあり、非常に慣れ親しんだ感じでした。
地域とのつながりを深め、入居者の方も地域の一員として暮らして頂ける環境を作る上で「地域を知り、実際に足を運び、自分たちの施設を知って頂き、情報を発信する」ことが大事であると感じました。

野呂

東京の桜はきれい!

2013年3月27日 更新

東京より、よほど空気もよく緑も多い地方から転勤で東京に住むことになった方との会話の第一声。

 

「東京の桜はきれいですね」。

 

「え!そちらの方は、自然が一杯できれいでしょう・・・?」

 

その話をした日にお堀の周りやら都内を移動する機会があった。

今、東京の桜は満開だ。

なるほど、とてもきれい。

 

皇居の周りは、緑の松の中に、薄桃色の霞がところどころにたなびくように咲いている。

街路樹のように植えられた桜並木も、綿あめのようにとても純粋できれいな色をしている。

 

地方から来たのだろうという桜見物の人も多い。

東京でも自然を見てもらうものが有るのだと感心してしまう。

 

東京の冬の寒さは遅くまで続き、急に夏の様な陽気が出現した。桜の開花は早く、当フォーラムが終わってすぐの時だったが、そのあとがまた冬コートの出番になり・・・。

10日も経つのに今が満開。

梅やあんずや桃等の花は長く楽しめ、桜はあっという間だが、今年は桜の花の方が長い。

 

なぜ、東京の桜がきれいなのか・・・?

皆さん、考えてみてください。ですが、今日の雨で散りそうなのです。

 

RUN

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