施設見学@真寿園

2015年2月13日 更新

埼玉県の実地研修施設 特別養護老人ホーム 真寿園にお邪魔してきました。

天気が良い日で、施設の外観を撮影すると、青空と建物のコントラストがとても綺麗でした(^^)

事務室に伺うと、入り口前に施設の愛犬ゴールデンレトリバーのゆきちゃんがゴロゴロしていました♩

まず真寿園の名物の1つ、さをり織工房を見学!
入居者の方々の中には、自分専用の台を購入する方もいらっしゃるほど、熱心に取り組まれているとのことです。
さをり織工房担当の石野さんより、新しいコーナーを設けたとのお話がありました。
クリップやリボンが付いたゴム、バッジなど、もちろん全てさをり織で手作りの作品です!
色鮮やかでかわいらしいものがたくさんありましたので、是非皆さん真寿園さんに遊びに行った際は、さをり織工房にも立ち寄ってみてくださいね^^☆

24Hシートの一覧表にも工夫がありました。
1ユニットの全入居者の生活リズムに加え、各入居者の基本情報(バイタル/食形態/排泄・入浴情報などなど)、そして入居者の暮らしぶりに合わせて、空いている時間帯にできること(洗濯、食事準備など)の2項目を一覧表と一緒に記載していました。
こうすることで、ユニット職員の急な欠勤等でヘルプに入る職員も、この用紙1枚があれば、そのユニットの大方の情報と1日の流れが分かり、動ける!
そして、各入居者の詳細な情報が知りたいときは、個人の24Hシートを見て確認するとのことでした。
このように、24Hシートをケアに生かす仕組みがあれば、時間をかけて作った24Hシートが無駄になることもありませんし、誰が対応しても、いつもと同じような入居者に合わせたケアが提供できるということなんですね☆

また、丁度リーダー研修の実地研修最終日と重なっており、受講者の皆さんが各ユニットで、1日の暮らしを体感している最中でした。
そして最後の振り返りにも参加☆
皆さんにとって、感じたこと得たことが多い5日間になったのではないでしょうか^^
受講者の皆様、5日間大変お疲れ様でした☆

そして真寿園の皆様、お忙しい中お時間をいただき本当にありがとうございました@^^@

*必見!フォーラム第2分科会は実践報告です!*

2015年2月12日 更新

◇◆今回は実践報告が行われる「第2分科会」をご紹介します!◆◇

日頃から「ユニットケアの効果と可能性」を探っている24施設の皆さんから、各テーマについて、実践報告をしていただきます。今回は、介護職員、看護師、生活相談員、看護師、管理者と職種も役職もバラエティに富んでいます。 例年と比較して、小規模特別養護老人ホームの実践報告が増加していることが特徴です。必ずや、共感や学びを得ることができる内容となっています。ぜひぜひ『ユニットケア研修フォーラム2015』にご参加ください(´▽`)♪

★お申込みはこちら →  https://v3.apollon.nta.co.jp/unitcare2015/

*ユニットケアで身体拘束がなくなる!*

【第2分科会】午前の部

時間:11:00 ~ 12:15(135分) 会場:会議センター 3F(予定)

身体拘束は悪循環をもたらします。心配だから「部屋の扉を開けておく」「玄関、エレベーターに鍵をかけておく」「センサーマットを置く」……拘束で症状はさらに進みその対応に更なる拘束が必要となる……これを断ち切るためには、どうすれば良いのか……。ここでは、身体拘束の弊害の認識と、問題点を整理し、その人らしい暮らしを継続させるためのアセスメントとチームケアについて考えます。

*座長* 社会福祉法人 桐仁会 特別養護老人ホーム ちょうふ花園 施設長 梅津 鋼 氏

*ユニットケアだからこそできる自然な看取り*

【第2分科会】午前の部

時間:11:00 ~ 12:15(135分) 会場:会議センター 3F(予定)

「心身機能の低下」「意志も伝えられない」「医療行為は増える」重度化の方にユニットケアが有効なの……?そう考えることはないでしょうか。でも答えは「YES」です。ここでは、最期まで、その人のその人の意志や、その人の暮らし、生き方を最善に尊重し、安らかな生の終焉を支えることができる「ユニットケアの仕組み」について考えます。

*座長* 医療法人博愛会 介護老人保健施設 ぺあれんと 理事長 江澤 和彦 氏

*ユニットケアでBPSDが改善できる!*

【第2分科会】午後の部

時間:13:30 ~ 15:00(90分) 会場:会議センター 3F(予定)

ユニットケアの特性を活かしたケアで認知症の周辺症状が改善した例、大発表!この視点でBPSDの改善を考えていきます。ユニットケアの特性はさまざまです ↓

[少人数ケア体制(なじみの関係)][ケアの視点を1日24時間の暮らしにした24Hシートでその人を知る][暮らしの継続、暮らしに根付いた環境づくり][食べて・出して・寝る、が自分のペース][情報共有の一元化でチームケア]

*座長* 社会福祉法人 宮城厚生福祉会 法人事務局長 海和 隆樹 氏

大阪府 特別養護老人ホーム 高秀苑のユニット会議に参加して

2015年2月12日 更新

平成27年2月12日 大阪府八尾市にある特別養護老人ホーム 高秀苑さんにお邪魔してきました(*^_^*)

今回の目的はユニット会議に参加させて頂く為です。

高秀苑さんでは毎月各ユニットで「24Hシート見直し会議」「ユニット運営会議」を行っているという事で

①24Hシートの更新や見直しをどの様に行い、多職種がどの様に参加しているのか。

②会議の内容や運営の仕方、視点はどこか。

に着目して参加させて頂きました。

24Hシート見直し会議では多職種が必ず参加しているそうです。(看護師、機能訓練指導員、栄養士等)

お年寄りが暮らす中で気付いた事や些細な変化を付箋に書いてその都度、24Hシートに貼り、それを元に担当者が事前にリーダはもちろん、多職種の意見を聞いておいて会議で皆の承認を得ていくそうです。

なので、新人さんでも異動の職員でもお年寄りの関わりで困った時は参考になるもの(24Hシート)がすぐ近くにあり、尚且つ、それを職員皆が共有しているのです。

内容は身体的な事から暮らしのこだわりから様々。

「毎朝、顔を洗った後に口紅をつけたいと本人より話がありました。普段は毎日、顔を洗った後に化粧水をつけているようなので本人の意向・好みに追加したいと思います。」

それを聞いて多職種の方が「そうなんだー。」とまた新しい情報が増えた様子。こうやって一人ひとりの情報が増えていき、尚且つ、多職種でも情報を共有していくんですよね。

 

でも、こういった些細な気付きも皆で共有をしていかなければ、その方の「こだわり」は継続されません。

私も経験ありますが、職員の出勤者によってユニットの雰囲気が全然違う!なんて事もざらにありました。その度に職員に尋ねても「私の時はこうなんです・・・」と言い切られてしまったり。。。

その度にチームケアとして情報共有はとても重要ですが、一番難しいと感じていたのを思い出します。

どんな優れたリーダーが居ても一人ではやっぱり無理・・・(>_<)

全員と顔を合わせる機会が少ない中、意見の相違であったり、申し送りや情報がどうしても伝言ゲームの様に変化してきてしまう事もあります。会議を行う事で職員と顔を合わせ表情を見ながらケアの確認や目標の確認をしたりして、リーダーが旗振りの役目になり職員の方向修正をする為には会議は必要不可欠だと改めて感じました。

それでも分からない事があった時に「専門職」が居て、迷った時に「理念」や「方針」があり、答えが出ない時に「管理者」がいるんですよね。

私たちはプロである以上、様々な変化に対応出来る様に、勉強して知識を得る事はもちろん、自分の発言した内容に責任を持ちながら働いていかなければならないと思っています。

 

改めて考えると沢山の専門職と一緒に働ける環境は凄い事だと思いませんか?

お年寄り一人ひとりの為にこれだけの多数の専門職が携わって「その方」の人生の最期の時を支えられるのですから(^^)

 

今回、高秀苑さんの多職種参加の会議に参加させて頂き、それぞれ専門職からの発言や新人さんの不安に対してリーダーが「方針」をもとに考え方を整理して伝えていたのを聞いて改めて会議のあり方や重要性を考え直す事が出来ました。

私自身、今一度、見つめ直し今後に活かしていきたいと思います。

 

初めてのブログでちょっと、硬い内容になってしまいましたが・・・・(^_^;)

 

 

高秀苑の皆さん、お忙しい中、貴重なお時間を作ってくださりありがとうございました。

とても心温まるおもてなし、そして沢山の笑顔で心がほっこりしました(笑)

 

 

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