職員研修1日目@施設見学メープル

2015年4月2日 更新

去る3月20日(金)~21日(土)日本ユニットケア推進センター職員の職員研修を実施いたしました。

今回の職員研修の目的は、

○介護保険サービス事業、特に介護に従事する方の仕事を理解すること、そこで提供されるサービスの質(利用者にとって良いサービスとは何か)とは何かを考え、理解することを目的として、介護体験型研修を実施します。

○顧客のニーズを知り、顧客本位のサービスとは何かを知る。

○ユニットケアの普及、促進につながる基盤を形成することを目的とします。

 

+*゚。*。゚*+―+*゚。*。゚*+―+*゚。*。゚*+―+*゚。*―+*゚。*。゚*+―+*゚。*。゚*+

 

さて、この記事を書いている私の主な仕事は経理です。通常、高齢者施設を訪問したり、受講者の皆様に直接お会いする機会が少ないため、今回の介護体験型の研修は、施設の実態を知ることができる貴重な機会となりました。

 

研修1日目は、青森県にある実地研修施設“特別養護老人ホームメープル”にお邪魔しました★

施設では、職員の皆様にお出迎えを頂き、会議室にて青森名産のジュースやお菓子でおもてなしを受けながら、村上施設長から施設の概要等についてご説明頂き、その後見学をさせて頂きました。

 

その中で、わたしが特に強く印象に残ったお話が、浴室の改修についてでした。

当初、施設の浴室は機械浴のみが設置されていたのですが、入居者や職員の要望をうけ、個浴に改修し、さらに要望をうけてリフトを設置する改修を…。2度の改修には、様々な問題があったと聞きましたが、現状に留まらず常に施設を良くしようと取り組んでいる姿勢に心を打たれました。

 

また、施設の中はとにかく随所に植物がありました。その理由を職員に尋ねると、「重度で外出できない入居者の方がいらっしゃるので、少しでも外の雰囲気を感じてもらえるようお花を飾っています」とお話ししてくれました。入居者が“今”どのような状態にあり、何を求めているのか、それを具体的な形にする思いやりの気持ちに感動しました!!

しかも、冬の青森にもかかわらず、パッションフルーツの実が育っていて、びっくり!!

 

最後の締めくくりとして、敷地内にわく温泉足湯にも浸からせて頂きました。足湯は地域の方や子供も訪れて、交流の場になっているそうです。ちょっと熱めのお湯が気持ちよく、疲れが飛んでいきました。

 

常日頃、メールや電話でのみ受講者の皆様や実地研修施設の皆様と接して来ることが多い中、今回の研修で、高齢者施設で働く皆様の随所にいきわたる細やかな心遣いを感じることができました。メープルの皆様、お忙しいところありがとうございました!

 

 (文 / 井上 宮内)

 

 

 

ページトップへ