「暮らしの場所」(シルバータウン相模原特別養護老人ホーム 金子智代美)
2017年2月15日 更新
地元自治会の役員の方が見学に来られた時のことです。
お一人はユニットケアを導入する以前に来られたことがあったので、「十分知っているから」と言っていましたが、「前回来たときから、更に進化していることにびっくりしました。」と変化に驚かれていました。もうお一人は初めて来られた方でしたが、しきりに首をひねりながら言葉を探されて、「なんというか、建物の新しさとかきれいさではない、雰囲気というか人の自然な暮らしを感じるんですよ。「施設」の固定観念が変わりました。」とおっしゃっていました。
一人ひとりに合わせたケアを目指して、ユニットケアを導入してきましたが、施設中に浸透してきたのでしょうか。うれしい言葉でした。建物は課題が多いのですが、職員の知恵とやる気で作り上げてきたユニットケアです。常に振り返りが必要と学びながら階段を一つずつ昇ってきました。管理者としては、人材の確保や介護保険の動向など厳しい現実にも対応しなくてはなりませんが、「どうあるべきか」を真ん中に据えて、乗り越えていきたいと思います。