「働く意欲、意識が変わるリーダー研修」(特別養護老人ホーム三納の里 長友健志)
2017年7月18日 更新
私はスポーツ一筋体力だけが自慢でしたが、12年前に現在の施設で初めて福祉に携わりました。
施設が開設したのも12年前で、施設と一緒に少しずつ成長してきたように思います。
その道のりは決して平坦ではなく、時には辞めようと思うことも何度かありました。施設が開設した時は、従来型の経験者も多く、一斉一律のケアが当たり前のように展開され、初めて働くもの(私自身)はこれが仕事なんだと思っていました。働きながら、「施設には入りたくないな」「親は入れたくないな」と感じていました。
ところが数年経って、リーダー研修を受講する方が増えてくると、少しずつユニットケアの理解が進み、施設全体に広がり、入居者の表情が変わり、職員もケアのやりがいを感じるようになりました。でもやっていることは“普通のこと”(家では当たり前)なんです。そんな普通のことに気付かせてくれて、やる気にさせてもらって、リーダー研修に参加したことで今の私があります。
リーダー研修に参加するチャンスのない方もおられるかもしれませんが、先に受講した方に今のモヤモヤした思いをぶつけてみると、お互いが理解を深め、新たな思いで前に進むきっかけになると思います。