「支援のあり方を追求する人々との出逢い」(特別養護老人ホーム 和里(にこり) 吉川 聡史)
2017年8月1日 更新
開設時は、温冷配膳車による食事配膳や排泄の定時交換など、集団的な関わりとなっていました。各職員は違和感をもちつつも、“ユニットケア”、“その人らしさ”、という言葉を都合よく解釈しながら、忙しく“業務をこなす”という日々が続きました。
現在の理念は,「その人を取り巻く人々や社会とのかかわりをもち、人として受け入れられ、尊重されていると本人が実感できるように、共に行っていくケア」というパーソン・センタード・ケアを価値基盤としています。
この価値基盤に至った経緯には、本人とともに悩み、考え、実践していく人々との出逢いが大きく影響しています。支援の本質を追求する人たちの何気なく使用する言葉によって、私たちの思考や施設の文化は深まっていると思います。
私たちは、まだまだ発展途上です。地域の期待にどのように持ち堪えるのかをともに考え、チャレンジしましょう!