「互いに信頼できる 大切な人へ」(特別養護老人ホーム結いの郷 吉田真一郎)
2017年11月1日 更新
「そろそろ起きられますか?」「お着替えはどうしますか?」「今日は何を食べましょう?」「お風呂はどうします?」…
『ユニットケア』により、日々の生活主体を入居者にお返しすることで、特別養護老人ホームで交わされるコミュニケーションが変化します。職員やお年寄りは、そうした変化を実感し、さらなる気付きを得て、生活の広がり、深まりを知るのですね。
真心を込めた関りの中から入居者の意思や意向、事実を伺い、さらに喜怒哀楽などの感情レベルへの共感をもって人間性を肯定的に尊重し合い、共に分かち合う、双方向的で水平な関係への深化がもたらされます。
そこにはもう、かつての職務矛盾は微塵も感じられないから素晴らしいと思うのです。