「うちで暮らすということ」(地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護あおい 白井五月)

2017年12月15日 更新施設長

「ユニットでの暮らしってどんな感じ?」あおいの様子を少し覗いてみてみましょうか。

ある日、あおいに入居されている88歳の妹さんのところへ93歳のお姉さんが遊びに来てくださいました。ご家族の話では、昔から大変仲の良い姉妹だとのこと。

何度か来て下さったおり、「あんたもうちへおいでぇや。一緒に暮らそ。ここはええとこやで。」のお誘いの言葉に、93歳のお姉さんも何度も考え、「そか、一人じゃさびしいで、じゃ、あんたと暮らそか。」と、あおいに入居されました。それからの毎日は、一緒に寄り添って談笑されたり、ある日は職員に「ちょっと行ってあの子と喧嘩してくるわ。」と言った後、また、寄り添ってのほほえましい姿をお見受けしたりと。

そんな心温まる様子を見ながら私たち職員のできることはなんでしょうか?ご入居の方々ご本人が、必要とされているところをお手伝いさせていただくということ。すべてはご入居者がうち(我が家=あおい)で今までの安気な暮らしをそのまま続けられることがすべてではないでしょうか。ご入居者のうち(我が家)ですから。

「ファーストインプレッション」(特別養護老人ホーム岐阜県立飛騨寿楽苑 須甲郁穂)

2017年12月15日 更新施設長

私が高齢分野に関わる前に、入居者の親族の立場で関わる事がありましたが、その時に親族の立場で漠然とした不満を抱えていた記憶があります。それはどういうことかというと「言いたい事が山ほどある」ということ。

何故そう感じるのかと考えたとき、「入居者様本位」と言いながら現実は施設の日課が主体であったことだと感じました。そこには入居者のペースより施設の日課が優先される現実があったのだと思います。

飛騨寿楽苑に赴任してまず驚いた事は、とても静かで穏やかな環境だということ。職員がバタバタした様子はなく、「介護」しているという雰囲気が感じられないことでした。それは飛騨弁での優しい会話のやりとりもあると思いますが、入居者様の「24Hシート」を元にした「暮らしの継続」を理想としたケアが行われているからだと感じます。ですから私のユニットケアに対するファーストインプレッションは「介護」をアピールしない「介護」ということになります。

ちなみに、施設として地域のSNS媒体に定期的に発信していますが、先だって以下のようなコメントを掲載しました。経験の浅い私にはこういった関わりが新鮮で嬉しく思いましたが、皆さんは如何でしょうか?

(※後半の5行部分に注目)

[2017/11/29]

クマさんサンタがやってきた!

今年も大きなクマさんサンタがやってきました。少し早いですが、雪も降ったのでクリスマスツリー飾りました。入居者さんたちも参加して、わいわい楽しく飾りました。

いつもは寡黙なTさんも、出来上がったツリーを見ると「写真撮ってくれ」とツリーとクマサンタの間へ自分で行かれ笑顔でポーズ!出来上がった写真を嬉しそうにお部屋へもって行かれました。職員がお部屋に写真を貼ろうとすると「大事な写真やで、画鋲で穴空けんといてくれよ」と念押しされるほど。

額を作らないと・・

「職員の現場から入居者の暮らしの場として考える」(特別養護老人ホーム 和里(にこり) 岩岡克己)  

2017年12月15日 更新指導者

私がユニットリーダー研修を受講したのは、平ユニットリーダーに任命されて1年目でした.ユニット型の特養に働いていながらも「ユニットケアとは」と目指すものが不明確なまま,日々のケアを実践しているだけでした。しかし,ユニットリーダー研修を受けて,施設は「暮らしの場」であり,暮らしを継続していく為に私たちが必要な考え方を学ぶことが出来ました。「職員の現場」としての意識から「入居者の暮らしの場」であるとの考え方に変わる一歩を踏み出せたのも,ユニットリーダー研修です。それからは「現場」とは言わず,「暮らしの場」を標語に仲間たちと日々,「より良い暮らし」を目指し、実践しています。

それと,ユニットリーダー研修は,かけがえのない仲間とも出会うことが出来る機会です。その時に研修を受けていた同期は,今はユニットケアの指導者として互いに高め合っています。成長できる可能性を大いに感じる研修に,ぜひ参加しては如何でしょうか。

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