「ファーストインプレッション」(特別養護老人ホーム岐阜県立飛騨寿楽苑 須甲郁穂)
2017年12月15日 更新
私が高齢分野に関わる前に、入居者の親族の立場で関わる事がありましたが、その時に親族の立場で漠然とした不満を抱えていた記憶があります。それはどういうことかというと「言いたい事が山ほどある」ということ。
何故そう感じるのかと考えたとき、「入居者様本位」と言いながら現実は施設の日課が主体であったことだと感じました。そこには入居者のペースより施設の日課が優先される現実があったのだと思います。
飛騨寿楽苑に赴任してまず驚いた事は、とても静かで穏やかな環境だということ。職員がバタバタした様子はなく、「介護」しているという雰囲気が感じられないことでした。それは飛騨弁での優しい会話のやりとりもあると思いますが、入居者様の「24Hシート」を元にした「暮らしの継続」を理想としたケアが行われているからだと感じます。ですから私のユニットケアに対するファーストインプレッションは「介護」をアピールしない「介護」ということになります。
ちなみに、施設として地域のSNS媒体に定期的に発信していますが、先だって以下のようなコメントを掲載しました。経験の浅い私にはこういった関わりが新鮮で嬉しく思いましたが、皆さんは如何でしょうか?
(※後半の5行部分に注目)
[2017/11/29]
クマさんサンタがやってきた!
今年も大きなクマさんサンタがやってきました。少し早いですが、雪も降ったのでクリスマスツリー飾りました。入居者さんたちも参加して、わいわい楽しく飾りました。
いつもは寡黙なTさんも、出来上がったツリーを見ると「写真撮ってくれ」とツリーとクマサンタの間へ自分で行かれ笑顔でポーズ!出来上がった写真を嬉しそうにお部屋へもって行かれました。職員がお部屋に写真を貼ろうとすると「大事な写真やで、画鋲で穴空けんといてくれよ」と念押しされるほど。
額を作らないと・・