「ユニットケアをやっているからこそ得られる感情」(特別養護老人ホーム清明庵 板橋まどか)

2018年5月1日 更新

「ユニットケアって、一部の先進的な施設の取り組みでしょ?」新卒で入社した私はその程度の考えでユニットケアのイロハを全く知りませんでした。学生の時に見た集団ケアを反面教師に、ただ純粋に入居者のペースで暮らしてほしい、自由な暮らしが保証されるように、と思って自分なりに頑張っていました。そこから13年経ち、少しだけユニットケアのイロハを知って、そこで気づいたこと。

ユニットケアって非効率!

職員の考えで、いかようにも効率的にケアできることがあるのに、あえて非効率。なんて面倒くさい、なんて遠回りしているのだろう、と思うこともしばしば。だけどそのおかげで入居者やご家族から信頼を頂けているとわかったときの充実感、うれしさ。

職員が「その方法がいい」と思ってついてきてくれることのありがたさ。

志を同じくして支えあえる仲間が全国にいることの心強さ。

ユニットケアをやっているからこそ得られる感情だと思っています。

「馴染みの関係」(特別養護老人ホーム清明庵 牧野万里江)

2018年5月1日 更新

著者運営部課長代理 牧野万里江   (社会福祉法人 翔陽会 特別養護老人ホーム 清明庵)

ある日のユニットの様子ですが「お願いします!」「お願いします!」といつも以上に繰り返し大きな声を出したり、ウロウロと落ち着かない入居者がいました。どうやらその日は普段あまり入らない職員が勤務している日で、職員も対応に追われ汗だく状態…。

しかし、翌日様子を見ると大きな声も聞こえず、なんだか楽しそうな声もする様子♪。

その日はいつも見てくれている職員で、二人で洗濯物をたたみながら、「リンゴ農家だったからリンゴ好きだよ!」など入居者さんの若いころの話をしながら楽しそうな雰囲気。

こんなにも表情や雰囲気が変わると感じられたのは少人数で馴染みの関係をつくることができるユニットケアならではだと感じました。職員を固定配置し、いつもの様子を知っている職員が対応することが入居者の安心につながることを実感しています。

「ユニットリーダー研修に参加して」(介護老人福祉施設 十符・風の音 武山美咲)

2018年5月1日 更新

私の施設もユニットリーダー研修の実地施設となっており、日々ユニットケアに取り組んでいます。

私もユニットリーダー研修に参加して、ユニットケアについて知らなかったこと、普段は気づかされないことなど多くのことを学びました。

また、他施設と交流をすることで自施設との違いや、いいところなど話を聞くことができました。交流会では、食事をしながら研修先での不安な気持ちや課題などを話すことで安心して実地研修に臨めたことを思い出します。実地研修では同じ時間を過ごし、なんでも相談できる関係性を築けたと思います。同じ志を持ち、互いに意識を高め合うことのできる研修となりました。

研修後は考え方が変わり、別な視点でユニットケアに取り組めています。今後も多くの皆さんにユニットリーダー研修に参加して私たちと一緒にユニットケアを目指していただきたいです。

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