「ユニットケアをやっているからこそ得られる感情」(特別養護老人ホーム清明庵 板橋まどか)
2018年5月1日 更新
「ユニットケアって、一部の先進的な施設の取り組みでしょ?」新卒で入社した私はその程度の考えでユニットケアのイロハを全く知りませんでした。学生の時に見た集団ケアを反面教師に、ただ純粋に入居者のペースで暮らしてほしい、自由な暮らしが保証されるように、と思って自分なりに頑張っていました。そこから13年経ち、少しだけユニットケアのイロハを知って、そこで気づいたこと。
ユニットケアって非効率!
職員の考えで、いかようにも効率的にケアできることがあるのに、あえて非効率。なんて面倒くさい、なんて遠回りしているのだろう、と思うこともしばしば。だけどそのおかげで入居者やご家族から信頼を頂けているとわかったときの充実感、うれしさ。
職員が「その方法がいい」と思ってついてきてくれることのありがたさ。
志を同じくして支えあえる仲間が全国にいることの心強さ。
ユニットケアをやっているからこそ得られる感情だと思っています。