「梅干し作り」(シルバータウン相模原特別養護老人ホーム 中村 太一)
2018年10月1日 更新
ある日突然、入居者から「毎年梅干しを作っていたけど、もうこういうところに入ったから無理ね」と諦めともとれる言葉が聞こえてきました。
ユニットケアの理念は「暮らしの継続」です。私は、この方に「無理なことはないですよ」と1から教えてもらい、必要物品を用意し、一緒に梅干し作りを行いました。その入居者も「もう出来ないと思っていたからうれしいわ」と満面の笑みを浮かべて下さいました。たとえ些細なことであったとしても、その方にとっての当たり前だった暮らしをサポートできたことをうれしく思いました。そして、それを実践できるのが「ユニットケア」だと実感しました。