「ユニットケア研修と私」(社会福祉法人堤福祉会 特別養護老人ホームらふたぁヒルズ 介護総括 古舘 由貴子)
2019年7月1日 更新
私が入社した当初は、ユニットケアは導入されておらず、従来型特養だったので食事、入浴等すべてにおいて一斉に行っていたことを覚えています。
働き始めて数年後、ユニットケアの導入に向け動き始めましたが、私自身その時は、どこか他人事のように思っていて、「個室より多床室のほうがいいなあ」という時期も正直ありました。
平成17年にユニット型のらふたぁヒルズが創設され、従来型特養から異動になりました。私自身、ユニットケアに対する知識が不足しているとは感じていましたが、リーダー研修への参加に「私に出来るだろうか」や「たくさんの人の中でどうしよう・・・」等と前向きになれずにいました。しかし、リーダー研修に参加させてもらい3日間の講義を受け、前向きになれずにいた気持ちは消えていきました。グループワークで仲間を見つけ、それぞれの悩みを語りたくさん気づかされることが多く、あっという間の3日間でした。気づかされたことを施設に持ち帰り、ユニットの環境を変えることができました。根拠を持って伝えると、変えられるんだと私自身への自信にも繋がった気がします。
これからも、気づかされることがたくさんあると思います。施設名でもある、らふたぁヒルズ(笑い声が聞こえる丘)のように、入居者一人ひとりの笑顔が引き出せるようにしていきたいと思います。