「ケアの軸を持てる研修」(特別養護老人ホーム眺峰園 藤原昌子)
2019年11月1日 更新
ユニットケア研修の一番の魅力は「ユニットケアって何?」「何のためにするの?」という問いに向き合い、目指すべきケアの軸を自分の中に持てることだと思います。
実習生の皆さんの中には、日々の忙しさから、目指すケアと現実とのギャップに悩み、方向性を見失いそうになっている方も多いと思います。まずは3日間の講義で高齢者を理解することから始まり、ユニットケアの考え方としくみを基本からじっくりと学びます。私たちも実地研修施設として毎回講義を聞かせていただき、目指すケアを再確認しています。そして、自施設の職員に根拠をもってユニットケアについて伝えていく自信とエネルギーをもらっています。
4日間の実地研修では高齢者の暮らしを実感し、講義で学んだことがどのように実践されているかを見て、自施設で取り組む参考とします。私たちの施設では、実習生の方からは「ユニットケアって本当にできるんだということが実感できました。」「自施設でもできそうなことのヒントが得られました。」という声を聞くことができました。これからも実地研修の受け入れを通してユニットケアの理解を深め、実践を続けていきたいと思います。