【開催報告】中国・四国ブロックフォローアップ研修

2020年1月10日 更新

本年度のフォローアップ研修は、『様々な角度から個別ケアを考える』~自分自身の役割りを見直そう!!~のテーマで、12月7日岡山県で開催しました。

高齢者施設は様々な専門職、職員で運営をしています。ユニットケアで目指す個別ケアは、「暮らしの継続」という理念を共有し、それに向かってそれぞれの強みを生かし、組織が一体となって取り組まなくては、「箱(建物)だけは変わったものの中身は従来のまま」というケアに陥ってしまいます。今回の研修では、これから求められる高齢者施設のケア・サービスの在り方を施設職員それぞれの立場から、自分自身の役割りは何かをもう一度考えてみる機会となればとの考えからの企画となりました。

全体会では、日本ユニットケア推進センター秋葉センター長からの基調講演として、ユニットケアの再確認、ユニットケアの要点「特別養護老人ホームにおける個別ケアのガイドライン」について講演をいただきました。

午後からの分科会では、第1分科会は『個別ケアの根拠 24Hシート』 ~導入から作成までのポイント~のテーマで、24Hシート指導者により、テキストを使用しながら進めていき、研修生の施設の現状把握と、次のステップに進むための取り組みについてのワークをして頂きました。施設ごとで話し合えるようにグルーピングもしていたため、具体的な取り組みについて相談する機会となっていました。各施設が24Hシートの導入や活用を進めていけるきっかけ作りになりました。

第2分科会は、ユニットリーダーに求められるものについてのテーマで、今回は、初めての試みで分科会に外部講師をお招きしました。ユニットを運営するリーダーとして、コミュニケーション力の重要性を学ぶことができました。自分の癖を知って、アサーティブな姿勢で入居者さま、職員と接する方法がとても参考になりました。ロールプレイングしながら研修を進められ、実践を通して理解も深まりました。どの研修生もリーダー的な立場の方々だったので、積極的に研修に参加されていて、良い研修になったと思います。

第3分科会では、管理者の使命についてのテーマで、6人程度のグループに分かれて自己紹介の後、自施設の課題について話し合い、講師陣に質問を行いました。人材確保、16時間夜勤から8時間夜勤への転換、福祉用具の活用についての質問に講師から回答がなされました。秋葉センター長から、ユニットケアの進め方、欠かせないポイントについての講義もあり参加者は興味深く聞き入っていました。最後に山野会長より参加者に向けてエールが送られ閉会となりました。アンケートにおいても大半が満足との回答でした。

 

   

 

 

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