【開催報告】 中国・四国ブロックフォローアップ研修
2017年12月18日 更新
■「どこでも誰でもできる個別ケア」~ユニットケアの基本と24Hシートの活用方法~
本年度のフォローアップ研修は、11月19日(日)に岡山県で実施いたしました。今年のテーマは、「どこでも誰でもできる個別ケア ~ユニットケアの基本と24Hシートの活用方法~」といたしまして、従来型施設でも“ユニットケア”が実践できることを大きなテーマとして掲げて、その上で、ユニットケアの核となる「24Hシートの考え方や実践方法を再度確認する」ことを目的に実施させていただきました。
午前の部は、福祉ジャーナリストの町永俊雄氏をお呼びし、基調講演において「地域包括ケアを考える」をテーマにお話しいただき、一人ひとりの多様なニーズに支援側が向きあうことの重要性を学びました。また、「24Hシート導入の方法」においては、「集」→「個」にケアを見直してきた過程を知ることを中心に学びを深めました。個別ケアの重要性を再確認する、良い機会となりました。
午後の部は分科会方式で実施し、各実地研修施設の事例を通じて「個別ケアに取り組むためのヒント」を参加者に与えられるように、スタッフ一同で取り組みました。「どのようにすれば24Hシートを現場に定着させていくことができるか」という、事前アンケートでも多く挙げられたこの課題に対し、受講者のみなさんと実際に「課題解決に向けた具体的な方法」を考えていくことができ、とても充実した時間を過ごせたと思いました。
参加者の約90%が介護職の方々でしたので、本研修で学んだことを施設に持ち帰り、課題に対して計画的に改善が実践されることを願い、皆さんの施設のケアが良い方向に変わっていくことを、大いに期待させていただきたいと思います。