第2回食に携わる職員のためのユニットケア研修

2013年11月30日 更新

平成25年度第2回食に携わる職員のためのユニットケア研修が、120名の方にご参加いただき開催されました。

初日の午後は、京都府にあります社会福祉法人市原寮の森京子理事長、管理栄養士の藤井菜月さんより、施設での取り組みのお話を交えながら、ユニット型高齢者施設の栄養士の在り方についてお話いただきました。

   

 

また、静岡県にあります常葉大学の准教授の兒山左弓先生より、入居者の身体的、精神的特徴とそれに対する食事提供の考えと具体的方法等についてご講義いただき、受講者からは終末期の食事に関し、食べられなくなってくる入居者の希望に対し、どのように提供していけばよいのかという質問がありました。兒山先生は、施設で勤務していた時のお話をまじえながら、食に携わる職員としての考え方を説いてくださいました。

 

 

出席された方からは、終末期の食事提供の考え方をはじめ、施設での栄養士の役割や、多職種との連携を課題として挙げている方が多くいらっしゃいましたが、

2日目の夕方から3日目にかけて、ユニットリーダー研修の実地研修施設 高齢者福祉施設 岩崎あいの郷 管理栄養士 長谷川さんと、特別養護老人ホーム 晃の園 管理栄養士 松村さんに、これまで取り組んできた過程や事例をお話いただき、出席された方は、さらに多くの取り組みのヒントを得られたのではないでしょうか。

 

 

 

第25回ユニットリーダー研修in仙台

2013年11月22日 更新

仙台でのリーダー研修座学3日間が終わりました。

研修の様子を少しご紹介します★

初日は、ユニットケアの基本をしっかり学びます。

建物の理論を学ぶ講義では、受講者同士互いの施設の建物や設えを見せ合い、意見交換します。

2・3日目は、実習先ごとに部屋を分けて講義を受けていただきます。

各部屋を担当する講師は、講義終了後に1日の講義を振り返り、それぞれの進行はどうだったか、気になった点はないかなど情報を共有し、受講者がより理解できるように、さらに講義を充実したものにするように、自分自身の講義を振り返りながら伝え方や進め方を検討しています。

 

3日間の講義を終え、受講者の皆さんはそれぞれに熱い思いを発表します。

皆さんからの感想をいくつかご紹介★

「講師から熱い講義を受け、とてもやる気が出た。この熱が冷めないうちに、早く施設に帰って早速取り組みをはじめたい!」

「今まで他の施設の方とお話したり、情報交換する機会が全くなかったため、自分の施設を見直すとてもいい機会になった。」

「自分は今回看護師として、もっとユニットケアを理解したくて参加した。ユニットケアの理念、具体的な方法を学ぶことができた。また、ユニットに職員を固定配置する重要性を再認識できた。施設に帰ってから、看護師もユニット担当制にしていけるように話し合い、もっとユニットに自分から足を運ぶように努めたい!」

「自分は従来型に勤務しているが、今回の研修でユニットケアの意味、良さが理解できた。十分な配置がないと実現するのは難しいこともあると思ったが、そこは諦めずに、従来型でも個別ケアができるということを証明していきたいと思う。」

部屋を担当した講師からも受講者の皆さんにエールをいただきました★

「この研修で学んだことをすぐに全部施設で実現しようとしてもなかなか難しい。一人で抱え込まずに、まずは一緒に取り組んでいける仲間を作ることからはじめ、一つずつ取り組んでいって欲しい。今回出会った仲間も、実習先の職員も、みんな同じ目標に向かって取り組む仲間であり、これから悩んだり壁にぶつかったときはお互いに支え合いながら頑張りましょう!!」

また今回は、来年度より新たに実地研修施設の仲間入りをする施設の方々がオブザーバーとして研修に参加して下さいました^□^★

「平成26年度より、ユニットリーダー研修実地研修施設に仲間入りさせていただくことになりました、岩手県 特別養護老人ホーム 花巻あすかの杜と申します。施設の理念でもあります、「入居者様がここで暮らして良かったと感じられるように支援する」ことを日々心がけています。研修に来て下さる方が「こういう暮らしっていいな。こうしたらできるかな。」など、1つでもヒントを得ていただけるような実地研修施設を目指していきたいと思います。皆さまのご指導をいただきながら、一緒に取り組んでいきたいと思いますので、宜しくお願いいたします。」

全国にこうしてユニットケアに取り組む仲間が増えるのはとても嬉しいですね@^^@

 

皆さん、3日間本当にお疲れ様でした^^!!

ある研修での話

2013年11月14日 更新

確か、シフトの話をしていたと思います。

「8時間夜勤を導入すると、朝と夕の介護が大変になるのでは・・・?」

 

「ム・・・???」

 

単なる回答、「そんなことはないですよ」ではない、何を求めているのだろうか・・・?

 

「何が心配なのかしら・・・?」いろいろ聞いてみる。

 

そうしたら、「うちの施設の夕食は16:50です。」

 

「え・・・!」と大変驚いたが、「待てよ、この施設だけか…?」

ちょっと皆に聞いてみた。

 

なんと1/4の受講生の施設が・・・。「うちは16:30です。」

 

では、「朝食時間は・・・?」  「8:00です。」

 

ちょっと考えてみる。

「入居者は、夕食を食べてから朝食まで15時間。朝食から夕食まで9時間で3食を頂く。」

 

遅番は何時までの勤務・・・?  「21時!」

「入居者は17時~18時に寝てしまう。遅番はその後何をしているの・・・?」

 

「暇だから、テレビを見ている。」

 

これは物語ではありません。現実の話です。

(秋葉)

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