「ユニットケアに出会って」(特別養護老人ホーム グリーンハウス 中釜莉那)
2019年10月1日 更新
私は開設をして2年目のときに、今の施設に就職をしました。そのときは“ユニットケア”という言葉は聞いたことがありましたが、どんな意味なのか理解していませんでした。ただなんとなく、入居者様のケアを行う日々を過ごしていました。そんなとき、平成23年に施設長が変わったのをきっかけに施設全体で「ユニットケアに取り組もう!」と取り組みをはじめ、今現在に至ります。このユニットケアの取り組みを始めたことで、入居者様のケアに対する考え方が違っていたことに気づき「“介護”とはこんなものだ」と思っていたものが覆されました。ユニットケアを学ぶことで、私たちにある当たり前の暮らしが施設にはなかったということを改めて思い知らされました。きちんとユニットケアを学び、介護する側が実践をすることで、入居者様の暮らしが変わるということを実感しました。
今もまだ取り組んでいる途中であり、まだまだ課題もたくさんあります。入居者様の暮らしが、今以上により良いものになるように施設全体で考え、取り組んでいきたいと思います。