ユニットケアの魅力 ~「その人らしい暮らし」を大切に~(特別養護老人ホーム天神の杜 磯永 祐衣)
2020年5月7日 更新
社会人となって天神の杜に来て感じたことは、それまで自分が思い描いていた「施設」とは全く違い、入居者様がとても生き生きとしていて、明るい印象を受けました。ユニットの居室には自分の使い慣れた家具があり、他入居者様と一緒にお話をしたり食事をするリビングがあり、ユニットを出るとみんなが集まってくる喫茶があり、それぞれに居心地のいい「居場所」があることで、みなさん穏やかに、充実した日々を過ごしているなと感じました。
介護職員として働く中で、「その人らしい暮らし」を送っていただくためにはどうすればいいかを日々考えています。そのために大切なことは、「環境づくり」と「関係づくり」だと感じました。「自分はここに居ていいんだ」「ここが自分の居場所だ」と思えることで、安心して生活ができます。また、ユニット職員との関係性ができることで、「頼れる人がいる」という安心感が生まれ、ユニット職員もその人を良く知ることができ、その人の不安な気持ちや様々な想いに寄り添うことができるのだと思います。
入居者様にとって居心地のいい環境づくりのために、その都度ユニット職員や他職種と一緒に設えを考えています。ユニット費の活用をユニットに委ねられているので、必要な物をすぐに用意することができ、入居者様の変化に応じ、的確に対応ができるのはユニットケアの魅力の一つだと思います。
ユニット職員や他職種と一緒に、より良い暮らしを実現するためにはどうしたら良いかを考え、入居者様の暮らしが穏やかで、充実したものになり素敵な笑顔が見られることが、私たちにとって何よりも励みになります。そんな笑顔を今後もたくさん引き出していけるよう努めていきたいです。