ユニットケア「ここで暮らして良かった」(特別養護老人ホーム花巻あすかの杜 阿部 千春)

2020年8月3日 更新

私は、これまでたくさんの入居者様を見送ってきました。その中で老衰により徐々に枯れるように亡くなる方、急変して突然のお別れが訪れる方、入院となり最後は施設で看取ることなくお別れとなる方もあります。ユニットケアで看取りの際の「チームケアの連携」について、普段から最後はどのように迎えたいのかという話をしていることが大切だと思っています。

昨年亡くなられた大きな農家へ嫁いだという方の例ですが、施設に入居して一度もご自宅へは帰ったことのない方が亡くなる3日前に「家に帰りたい」と呟きました。お身体は大分弱っていますので心配な面はありましたが、入居者様の最後の希望をかなえてやろうとスタッフで話し合いました。そこからは他部署との連携で翌日にはご自宅へ向かうことになりました。ご自宅では愛犬の出迎えを耳で感じ、大農家である野菜の収穫を目と匂いで感じ、自分が居た頃のままの自宅を見て安心し最高の笑顔をご家族に見せていました。

お世話していた方との別れは辛いですが、看取りの後は他部署を入れた振り返りをしっかりと行なっています。そのことで「もっとこうすれば良かった」というスタッフの次へのステップになります。小さな呟きも形にしていくことの大切さを学べると思っています。

入居者様の思い、ご家族の思いを、これまでの関係性を大切にした支援、日頃の暮らしの先に最後までどう生きるか、どう過ごすか「生きる力」を支えるのが私たちの役割と思っています。

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