新しい時代へのプラス思考(ユニット型特別養護老人ホーム 絆の広場 池 裕子)
2021年10月1日 更新
9月初め、ある若いミュージシャンのライブ観戦に行って来ました。とは言っても今までにないコロナ禍での新しいスタイルの生配信ライブです。斬新で、芝一面の大きなスタジアムには無観客でピアノ1台と本人のみ。無料で誰でも視聴出来る“Free”な1時間のライブは17万人越えの同時視聴となり、多くの人々に優しさと感動を与えたとても素敵なライブでした。私は未だ感動冷めやらぬ状態です。前例のないライブ開催は、いろいろな思いが込められており、本人だけでなく周りに同じ思いのたくさんの人たちがいて、ひとつの実現(目標)に向けて、それぞれの専門分野からの挑戦でもあったかと思います。
情勢変化に伴う、私たち介護施設の新しいスタイルは何か?今その人に何が出来るのかを考えた時、ユニットケアの基本方針と施設理念を思い浮かべてみました。それは決して難しいことではなく、日々取組んでいることにコロナ禍が重なっただけのことではないでしょうか。変えるのではなく、それに合わせてどうするかをプラスすればいいのだと思うと、少し気持ちが楽になりました。
今はまだ不安や我慢の日々ですが、明けない朝はない。プラス思考で新しい時代のユニットケアに挑戦しようと思わせてくれた素敵な出来事でした。
追記、当日ライブのアーカイブが残されています。気になる方はぜひ、その優しさに触れて見てください。きっと気持ちが温かくなりますよ。