自律に向けての一歩(特別養護老人ホームかざこしの里 下山 祐介)
2021年10月1日 更新
職員の声「ゆっくりと入居者と関わる時間がない」「どうしても、バタバタしてしまう」「やりたいことが出来ない…」この仕事をしていると、必ず耳にする言葉です。ひとり一人を知り、10人という少人数の方にケアを提供する体制になっても、この声は続いている現実の中で、職員自身が自分らしさ、やりがい、想いを感じることが出来るだろうか。そんな想いに立ち、今年度新たな取り組みを始めました。それは職員の「自律」に向けた新たな取り組みです。「8時間の勤務の中で、自身が行うことを明確に」「時間を無理に作るのではな
く、ひとつのケアに+αのスパイスを」をテーマに職員と共に取り組んでいます。「私は…必ずボディタッチをして話をします」とか、「担当の部屋は、出勤時に一緒にキレイにします」とか、「入居者さんのところに寄り道をたくさんします」とか。些細なことかもしれませんが、職員ひとり一人が決めて、はじめた一歩です。職員の自律に向けて、施設の理念「あなたらしく暮らせるところ、あなたと共に創ります」を大切に、入居者・職員と共に歩んでいきたいと思っています。