ユニットケア・個別ケアの魅力(特別養護老人ホーム四條畷荘 辻宅一博)

2021年11月2日 更新施設長

私は、高齢者施設で勤務して40年になりますが、相談員としての勤務が主でしたので介護の経験は全くありません。そんな中で従来型特養も経験してきましたが、四條畷荘でのユニットケアの取り組み、ユニットリーダー研修実地研修施設への取り組みを通して、ユニットケア・個別ケアの魅力に取りつかれてしまいました。
これまでの従来型特養では、いかに効率的に業務をこなして行くかに主眼が置かれていましたが、ユニットケアの特養では業務優先ではなく、入居者個人の想いに寄り添う入居者優先のケアが実践されています。私はそこに大きな感動を覚えました。このユニットケアとの出会いは私の高齢者施設への考え方を一変させることになりました。
私の所属する法人は大きく、大阪府下にたくさんの施設を持っています。必然的に「異動」があります。6年前には、ユニットケアを実践している四條畷荘を離れ、従来型特養に異動になりました。
そこはまさに一斉一律のケアが展開されていました。しかしその特養は「グループケア」と言う考え方による「従来型での個別ケア」に取り組み始めている前向きな施設でした。これはチャンスとばかり、四條畷荘での経験を通して、個別ケアに取り組もうという気概が沸き起こりました。理念の浸透から着手し、各グループに職員を固定配置、8時間夜勤を導入していきました。
紆余曲折はありましたが、ユニットケアや個別ケアの考え方はどんな形の施設でもやり方によっては導入・実現させることが出来る、と言う確信を持つことが出来ました。これがユニットケアに取り組んだ私の大きな財産になっています。
今、私の両親も地域密着型のユニット型特養でお世話になっています。まだまだ若い施設でユニットケアは出来ていないとのことですが、ユニットケアの良さ・考え方を少しずつでも紹介していければ・・と密かに密かに思っています。

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