私のユニットケア(特別養護老人ホーム梨雲苑 前田美香)
2021年12月1日 更新
私は、ユニットケアについて何の知識もないまま、ケアワーカーとして梨雲苑に入職しました。入職の際、施設長から、「ユニットケアは初めてでも入居者様の生活は、24Hシートに網羅されているから心配しなくてもいいですよ。」という言葉をかけていただいていましたが、不安の気持ちは払拭できませんでした。
それでも入職後の勉強会、先輩職員からの指導やアドバイスを受け、日々の日常業務を行ううちに、自分の中でユニットケアとは何かを見いだせる視点と感性が身についてきていることを実感していました。
入職後3年目でユニットリーダー研修に行く機会があり、他施設のユニットケアの現状を聞くことができました。また、実地研修施設の素晴らしいケアを目にすることができ私の施設の課題も見えてきました。そして改めて、梨雲苑のユニットケアを築き上げてこられた先輩職員の苦労を想像し、知り得ることができました。
私は、現在ユニットリーダーとして、どうすれば入居者様にとって居心地の良い住まいづくりができるのかを考えなければなりません。それと同時に、ユニットケアの良さを後輩職員に伝えて広め、理解し合える仲間を増やしていかなければなりません。
理解し合える仲間を増やすことこそ、ユニットケアに最も必要な事であると思っています。