「あんたがおったら安心や」と思ってもらえるように…(介護老人福祉施設花友にしこうじ 審 祐子)
2022年12月1日 更新
私は大学を卒業してすぐ今の施設で働き始めましたので、ユニットケアと出会って13年が経とうとしています。その間、たくさんの入居者と日々過ごしてきました。現在、副主任という立場であり、自分のユニットを持たず、施設全体を見て、足りない所に入っていく働き方をしています。
ユニットリーダーをしていた頃は、日々のケアをこなしていくのに必死ではありましたが、その中でも、朝出会ったら「おはよう。今日あんたなんか。あんたにな、聞いてほしいことがあるねん。」と話し出す入居者。帰りたいと施設の外まで出ていく人が「あんたがおるならここにおるわ。」と落ち着く入居者も。あぁ馴染みの関係ってステキやなと感じていた日々でした。
今自分の担当ユニットがない中で、70人全員の入居者と関われる楽しさや嬉しさはありますが、やはり細かい部分の情報量はユニットリーダーやユニットの職員に比べると少ないと思います。しかし、日々の記録をしっかり読み、全てのユニットへのラウンドをしっかり行うことを怠らず、どのユニットでも「あんた今日おったんか。」の会話が生まれるよう、馴染みの関係を築いていきながら、70人の入居者の心に寄り添える介護福祉士でありたいと思います。