ユニットでの取り組みと運営及びコロナ対策での取り組み(特別養護老人ホームくぬぎ苑 形山 翔太)

2023年2月1日 更新

著者サブリーダー 形山 翔太   (社会福祉法人櫟会 特別養護老人ホームくぬぎ苑)

私達のユニットでは、日々の暮らしの中に少しでも楽しんでいただける取り組みとして、食事を通して楽しみを提供する事に重きを置いており、毎月ユニットで昼食を作り提供しています。またテイクアウトを利用しいつもと違った雰囲気を味わってもらう等の工夫も行っています。
日々の何気ない会話の中で食べたいものや好み等を聞き取り、少しでも入居者様の希望や、嗜好に添えるよう心がけています。
食事以外にもユニット内に生き物を飼い日々、生き物の成長を観る事で時間の経過を体感して頂いたり、餌やりをお願いし役割を持ってもらうなどの工夫も行っています。
また、コロナ感染拡大に伴い、外出が思う様に出来ていない為、施設の玄関前等に散歩へ行き季節を肌で感じてもらうなどの工夫を行っています。
またご家族様とも会う事機会が減っている為、毎月写真付きのお手紙を近状報告も兼ね送付させて頂いています。
私達は日々入居者様やご家族様に寄り添い、一人一人の想いや、その人らしさに共感出来るよう、信頼関係を築きながら日々のケアをさせて頂いています。

ユニットケアの運営について(特別養護老人ホーム天神の杜 山下 郁美)

2023年1月5日 更新

平成15年の開設当時は、とにかく入居者のために!と職員の気持ちばかりが優先していたように思います。何でもしてあげる、そんな雰囲気であったでしょうか。残業は当たり前で朝から晩まで働きました。そんな働き方は長く続くはずもなく、職員の退職も相次ぎました。
当時の私は介護未経験の新入職員でしたので、他の施設との比較を知らず、就職フェアで見た「朝寝坊をしてもいいじゃないですか」のキャッチフレーズの実現に向けて必死に過ごしていました。
安定した職場環境を整えるためには、職員の意識を変えることも必要でした。入居者にはできることをしてもらえるように工夫する。職員間は支え合い過ぎず、お互いに信頼し、任せることを意識して取り組んできました。
ユニットケアだからと意識しすぎてしまうと、どこか職員都合の働きかけになってしまうような気がします。
長い目でみれば、その人らしい暮らしにつながるようにと、単純に考えればよいのではないでしょうか。一日、その瞬間に「あぁ楽しいな」と感じてもらえるように支えることを大切にしたいと思っています。
時代の流れとともに、新しいハードの施設はたくさんできています。そういう意味で、私たちの施設は中途半端な施設と言えるでしょう。それでも、入居者一人ひとりを大切に思い、その人にとっての今が充実するように、工夫を重ねて向き合うことはこれからも変わらずに大切にしていきたいと考えています。

チームワークこそが私のユニットの強み(特別養護老人ホーム天神の杜 香山 凜奈)

2023年1月5日 更新

私のユニットには、9人の入居者がおられます。自分の意思をはっきりと伝えられる方、話すことができない方、様々な方がおられる中で、私が大切にしていることは、入居者にとにかくたくさん声を掛けることです。自分の意思を伝えられない方は、表情や動作を見ながら「こう思っているのかな」「今、これがしたいのかな」と感じ、悩みながら、色々な方法を試してみます。成功ばかりではなく、たくさん失敗もありますが、今、その人のために何が必要であるかをみんなで考えることで、より良い暮らしをサポートできると信じています。
その人らしく生きていける的確なケアサービスを提供するためには、職員間でのコミュニケーションもとても大切だと思っています。普段からよく会話をすることで、ユニット全体の雰囲気も明るくなり、職員のモチベーションも上がると思っています。職員を信頼して、自分の弱みも見せることができる、チームワークこそが私のユニットの強みであると思っています。

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