プロとは何か・・・1月30日

2013年1月31日 更新

「プロとは何か・・・?」考えさせられる、旅先の夜を過ごした。

仕事柄、マッサージ師さんと鍼灸師さんとは縁がある。「いつもの・・・、顔なじみの・・・」という、聞きなれた言葉がぴったりのおなじみ(固定配置)さんがいる。

痛いところ、懲りの強い所はどちらの先生も私の不快感が取れるまで付き合ってくれる。時間が足りない、限界の時は「ごめんなさい、全部とれなくて」と申し訳なさそうに言って終える。

さて今日はというと、旅先でのそういう人の技術はとても心配なので、よほどのことがない限り頼まないのだが、今日の頭痛は・・・ということで、ホテルの宣伝文句もよく、フロントのお兄さんもほめるので、頼んでみた。

「こことここがひどいので」とお願し始まったのだが、的を得ない。なぜか?施術を受けながら考えてみた。一通りのパターン化されたものをただやっているだけ。お客のどこがひどいのか、つらいのか、そのことを感じ取る気配が感じられない。「サラサラサラ、パンパンパン」ただ流しているだけにしか感じられなかった。「何をどう言ったら、この人のモチベーションが上がるのか?」考えながら施術を受けている自分が存在していた。

副交感神経を活発にするために、施術を受けたのだが、これで、ますます交感神経がさえ切ってしまった。

プロとは、技術も大事だが、まずは、相手に真摯に向き合うこと、そしてその声を聞きとる姿勢があることで真の技術になっていくものだと感じさせられた。

それにしても「いつもの・・・」人は安心である。固定配置ばんざい。

(まる)

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