「社会福祉法人」をみた
2013年7月23日 更新
先日、ある施設にお邪魔した。
理事長より、自法人のことについて、初めにこの様な言葉を頂いた。
「地域の人に、この施設に入居させてもどうどうと入居させたと言ってもらえるような施設にする」
「職員が当施設で働いていると、どうどうと話せる施設にする」
その為に、いろいろ取り組みをしてきた。
ひとつとして、文化の継承。
昔は捕鯨をしていた。今はその気配すら感じない地域である。だから、法人のシンボルマークは「クジラ」をモチーフにしている。
また、施設の一角に、クジラの置物、写真、・・・100や200はあるだろうという位のグッズをよくもこんなに集めたものだと思う位の「くじら室」をつくってしまっている。丁度、この部屋の先には海が広がっているだろうと想像できる空間に。
次は、廊下を地域の昔の街のストリートにしている。写真のように廊下にその当時の街の光景を描いている。大胆な取り組みである。そして、その当時の音楽が流れており、タイムスリップする場だ。
従来型の施設も、個室やリビングをつくり、壁紙やドアの色に手を入れ、長い廊下に玄関をつくり、住まいにしている。また、野草も入れた生け花がここかしこに活けられていた。
「地域で愛される施設」を、社会福祉法人の使命を見させていただいた。
秋葉