施設見学in東京

2013年3月27日 更新

先週末、東京都にある実地研修施設へ施設見学に伺いました。

午前中は、調布市にあります 特別養護老人ホーム ちょうふ花園へ伺いました。

ちょうふ花園は、東京都で初めてのユニット型の特養で、在宅系事業と施設の隣には系列の病院もあり、地域の福祉の拠点となっています。
理学療法士の施設長自ら、介護予防教室の先生をされる事もあるそうです。
建物は、天井の高さをやや低くし、空間の境目等に木の梁を渡してある等、入居者の方が暮らされていた日本家屋の環境に近づける工夫がされていました。
また、施設内には季節の花々が多くあり、施設長が入居者の方へ話しかけられると「咲いたね~、綺麗だね~」と自然に話も花が咲いていました。設えとしてだけではない、季節の花々の持つ自然の力を改めて感じる事が出来ました。

午後からは、立川市にあります、特別養護老人ホーム 至誠キートスホームへ伺いました。

明治45(1912)年に設立された非常に歴史ある法人で、平成12年4月に全国に先駆けて、部屋が個室仕様の施設として開設をされたそうです。
現在は全室個室・ユニット型となっていますが、建物を建てる際に個室の数の制限があった中、多床室をいかにして個室の様に使って頂けるかを考えられながらユニットケアに取り組まれたそうです。
また、至誠キートスホームには、地域の方と密接にコミュニケーションを図られており、年間5000人近くのボランティアの方がいらっしゃるそうで、職員かボランティアか、実際説明を受けるまでわかりませんでした。

どちらの施設も、施設見学の間だけでも多くの人の出入りがあり、非常に慣れ親しんだ感じでした。
地域とのつながりを深め、入居者の方も地域の一員として暮らして頂ける環境を作る上で「地域を知り、実際に足を運び、自分たちの施設を知って頂き、情報を発信する」ことが大事であると感じました。

野呂

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