理念教育

2013年3月27日 更新

有る研修会のこと。
自施設・法人の理念についてのディスカッション。
ユニットケアであれば、老人福祉法33条の「入居前の暮らしと入居後の暮らしが連続したものとなる・・・」に基づき、それぞれの施設等の理念が掲げられていると思う。

しかし、こんな意見が有った。
「うちの法人の理念は、剰余を出す」ことです。
「え!そちらは、社会福祉法人・・・?」
「はい」
「それで、法人認可がされたの・・・?監査はそれで通る・・・?」
質問が矢継ぎ早に出る。
「これは、裏理念で表には出ていない」
「むー、社会福祉法人の使命は何・・・?」

今、研修では、理念の話から始めることが多い。
というのも、「私は何を目的に働けばいいのでしょうか?」というリーダーの声を多くするからである。
管理者研修でも、
「理念は法人と施設で替えるべきですか?」
「理念は誰が作ったらいいですか?」
「理念を替える期間はどの位ですか?」という疑問が毎回といって出される。

振り返ってみれば、介護現場で理念についてどの位教育がされていたであろうか?

「理念と目標の違いは何ですか?」という問いに、ある施設長は、「理念は北極星で、目標は数値化出来る」と言っていた。
「理念研修は1回では済まない。絶えず続けることに意味が有る」とも言っていた。

これからは、新人研修の時期である。ご参考になれば。 

秋葉

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