一足先に、フォーラム受講体験

★厚生労働省老健局長 三浦公嗣 氏 [講演]
 【2015年の制度改正~2025年に向けて私達がすべきこと~】

何といっても、行政(都道府県・指定都市)担当者&施設責任者管理者は全員ご出席を!

これからの新年度。そして制度改正。

厚生労働省老健局長の三浦公嗣氏が、直接、介護保険法の制度改正の内容から、地域包括ケアシステムの構築と明確になった介護保険施設の役割について説明され、私達がすべき使命は何か、求められていることが何なのか、を述べられます。

★社会福祉法人の使命は・・・? [講演]
 公益財団法人 テクノエイド協会 理事長(元日本社会事業大学学長)大橋謙策 氏

内部留保等の指摘がある今、社会福祉法人が存在する理由を歴史からひもとき、法人の可能性とあり方について、問題提起していだたきます。かねてから、社会福祉法人のあり方と地域福祉の研究に造詣の深い「大橋先生」をお招きしました。歯切れのいい、大橋節を聞きながら、地域貢献の意味を考え、ユニット型施設のケアの果たすべき役割がどのようにあるのか、考えてみませんか。危機感をもっておられる社会福祉法人の皆さん、必見です!

【社会福祉法人が地域貢献するということ】

★社会福祉法人の使命 ・・・ [具体的実践例 紹介]

「えっ! 社会福祉法人で終活活動・・・?」「いったい誰に?経費は・・・?」

「施設から地域にどんどん出ていく。施設は地域の一員。制度で漏れたこと、障害も含めた社会福祉法人活動は、社会福祉法人の使命ではないか!」

本来、社会福祉法人は、地域社会の中で、高齢者のみならず、障がい者、子ども達が安心して暮らしていけるよう地域が求めるサービスを作り出してきました。また、より地域に密着し、地域が抱える問題に真正面から向き合うことで、制度化されていない部分に手を延ばしてきたのが社会福祉法人でした。ユニットケアに取り組むうちに、地域における社会福祉法人が果たすべき新たな役割がみえてもきました。
社会福祉法人の取り組み事例をもとに、制度改正が行われた今、社会福祉法人が危機感をもって果たさなければならない使命について、議論します。

【ユニットケア×地域包括ケアを考える~ユニットケアが地域に活きる~】
座   長 :日本社会事業大学 教授 井上由起子 氏
シンポジスト:社会福祉法人京都老人福祉協会 理事長 三代修 氏
社会福祉法人青山会 理事長 跡部尚子氏

★研修を受け、こんな実践をしました。実践者から発信します!

今年のテーマは、「ユニットケアを見える化する」、ユニットケアだからこのような改善・効果が得られた具体例の発表をいただきます。ユニットケアの効果がわからない方、何のためにユニットケアをしているのか悩んでいる方、どんどんお越しください。
今回の発表は、介護職員、看護師、生活相談員、看護師、管理者と職種も役職もバラエティに富んでいます。

そして、例年と比較して、地域密着型特別養護老人ホームの実践報告が増加していることが特徴です。それぞれの施設が、紆余曲折を経ながらも「ユニットケア」を追求した結果得られた成果、社会福祉に携わる者として、率直に人を支えることを意識した結果に得られたことなど、必ずや、共感や学びを得ることができる内容となっています。実践者の皆さんには、関心をもって参加いただけるはずです。

【ユニットケアで身体拘束がなくなる!】    7施設が報告
【ユニットケアだからこそできる自然な看取り】 7施設が報告
【ユニットケアでBPSDが改善できる!】   10施設が報告

★ユニットケア初心者研修・ユニットケア確認研修
 あなたはユニットケアを知っていますか ~ユニットケアのイロハを知る~

「ユニットケアを学んだことがないから学びたい。」「4月からの新人職員のためのユニットケア勉強会をしたい。」「忘れかけたユニットケアを再確認したい。」今年度も、一般の方や学生も参加対象としています。はじめて、ユニットケアという言葉、取り組みを聞く方に、イロハから教えます!もちろん、従来型、ユニット型問わず、「正しくユニットケアを知りたい」方は、お集まりください。ユニットケアが制度化されて、約10年。進化し続けたユニットケアについて、大いに語る勉強会です。

【あなたはユニットケアを知っていますか ~ユニットケアのイロハを知る~】
一般社団法人 日本ユニットケア推進センター センター長 秋葉都子

★新取組 体験セッション ① ~チームで24Hシートを作り上げる実演!~

「24Hシートの意味や意義、それはわかった」「自分は、どうにか書くことはできる!」
だけど、「もっと入居者の暮らしを幅広くサポートしたい」「そのためには、多職種の専門性を活用したい」「看護師はいつ、24Hシートの作成に関与したらいいですか?」の声。
このような声にすべて応えていきます。「晃の園」の看護師・栄養士・リーダー・ケアマネが実際どう関わり、作成につなげ、活用しているか、施設での実際を実演してくださいます。それは、参考になります。

社会福祉法人 駿河会 特別養護老人ホーム 晃の園

★新取組 体験セッション ② ~排泄データと24Hシート~

リーダー研修の事前課題で「排泄データを取っていますか?」と伺うと8割の人が[YSE]です。しかし具体的にデータを確認すると「そのデータ、本物・・・?」というのが本当に多いです。受講者からは「データの取り方をきちんと学んでいない」そんな実態が見えています。データの取り方から排泄データの読み方を多職種、介護士、作業療法士、看護師、栄養士、それぞれの専門の目を通し作成する、実演をします。人が体を維持し生きていく最低条件「食べて・出して・寝る」は、その一つの生活行為だけ切り取り、サポートしても片づけられません。データを測定し、知り、ケアの目標値を設定し、やっと達成に近づきます。達成するには、24Hシートの活用が欠かせないことを、議論していただきます。

医療法人笠松会 有吉病院 ケア部長 福本京子 氏 等

このように、盛りだくさんのメニューを用意しております。ぜひ一緒に「学び」を楽しみましょう!

フォローアップ研修報告

3県合同ユニットケアフォローアップ研修

【開催】 平成26年12月18日(木) 10時00分 ~ 16時30分
【開催】 平成26年11月19日(金) 09時30分 ~ 16時00分
【会場】 ビエント高崎 (高崎市)

報告者:社会福祉法人 泰仁会 特別養護老人ホーム 桜の郷 元気 木下成哲 氏

今年で4回目となる「茨城・栃木・群馬 3県合同フォローアップ研修」を12月18日に高崎市で開催し、99名の参加者と共に2日間学びました。

この研修には大きな特徴が2つあります。

1つ目は、“行政とのコラボ企画”です。各県の行政の方々が中心となり、打ち合わせ、開催案内、レジュメの作成、当日の受付、進行等いろいろ関わってくださいます。県の方々も研修に力を入れてくださっていることを知ることは、施設としては励みになります。

2つ目は、“施設長とリーダーのペア参加”です。

リーダー研修の受け入れをしているとよく聞かれる言葉は「施設長と話すことが少ない」ということです。ユニットケア研修等が「管理者研修」と「リーダー研修」の2本立てになっているのは、施設運営は、「共に」かかわっていく事が大事であるからです。施設内では、落ち着いて話す機会を持てないときもあるので、この研修で自施設を見直し、共に課題を整理し、計画を立てて意思表明をしていただきます。その後の施設運営に暖かさを感じる好機になりました。

2日目は分科会形式で進めましたので、受講者のニーズに沿ってそれぞれが進行できました。終了後のアンケートからも満足の声が聞かれ、少しでも、前に進むフォローができたと感じています。

北海道ブロック ユニットケアフォローアップ研修

【開催】 平成27年1月23日(木) 10時00分 ~ 16時45分
【会場】 札幌市教育文化会館 (札幌市)

報告者:社会福祉法人 小樽育成院 特別養護老人ホーム やすらぎ荘 介護係長 三上登志子 氏

雪が吹雪く中、1月23日札幌市で開催し、50名の参加で行われました。

今回のフォローアップ研修の特徴です。

  • 道庁課長の講義により、道の高齢者福祉状況を把握する
  • ユニットケアの基礎を確認する
  • 少人数研修より、きめ細かに各自の疑問に向き合い解決する
  • 24Hシートの理解・実践を進める

午前の全体会では、北海道保健福祉課長の鈴木氏より、「地域包括ケアシステム推進と施設への期待」と題しての講義をいただきました。道全体の福祉状況の把握ができ、社会福祉法人の目指す方向性が理解できました。次に、秋葉センター長の「ユニットケアの目指すところ・4つのポイント・効果と期待」の講義を行いました。センター長のテンポ良く適格なポイントを押さえた内容は、管理者や受講者の共感と意欲へ繋がっていきました。

午後からは、施設管理者現場管理職コース・ユニットリーダーコースに分かれ進行しました。前者では、各管理者の悩みや課題をあげてもらい、解決の方向に向け議論を進めました。ちょうど、ミニコンサルの様でした。「理論はわかっているが、現実は・・・?」とどう旗を振っていいか悩む管理者にはうってつけの会でした。後者では「初心者でもわかる、24Hシートの基本」として、24Hシートの基本部分の確認、質疑応答、二人一組で聞き取りをしながら24Hシートを実際に作成する演習も行われ、即現場に役立つ取組として好評でした。

最後の全体研修では、「効果的教育の実行力を身につける・人材育成の考え方と活かし方」をテーマに実地施設3施設の施設長との意見交換、質疑応答、受講者へのエールが送られました。北の果ての北海道で、いろいろな研修が入り乱れている中、今回の研修を通して、さらにユニットケア、個別ケアに向けて勢いを増して動き出した事を実感できたフォローアップ研修会でした。

九州ブロックユニットケアフォローアップ研修

【開催】 平成27年1月27日(火) 10時00分 ~ 16時30分
【会場】 熊本交通センターホテル (熊本県熊本市)

報告者:社会福祉法人 青山会 特別養護老人ホーム くわのみ荘 本戸伸治 氏

今回のフォローアップ研修の特徴は、Q&A方式です。一つをご紹介します。
B分科会では、①24Hシートの基本、②導入するためのポイント、③実践Q&Aの3つのテーマで開催いたしました。

  • ①24Hシートの基本では、リーダー研修未受講者・多職種を対象として『24Hシートを施設で取り組みたい』と思ってもらうことを目標に掲げ、24Hシートの必要性・重要性、考え方や効果など、実地研修施設が持参した24Hシートをもとに進めていきました。参加者からは、24Hシートに取り組んで「入居者の暮らしが職員によって変わらないよう、情報共有ができるようにしたい」、「職員都合ではなく入居者視点でケアが提供できるようにしたい」と前向きな意見が聞かれました。
  • ②24Hシートの導入のポイントでは、24Hシート導入に困っている方を対象として、『導入のコツを掴もう』という目標を掲げ研修を進めました。①方法論ではなく目的を明確にする②‘できない’から‘何ができる’ポジティブプラン思考へ③GWでより多くの情報を共有する。参加者には1年後の入居者、職員、自身の姿を描いてもらえるよう研修を進めたことで、皆さん明るい表情で前向きな意見に変わっていました。

24Hシート実践Q&Aでは、24Hシートを導入しているものの、課題を抱えている方を対象として、『悩み解決のヒントを見つけ、24Hシート活用に繋げよう!』を目標に掲げ、GW形式で研修を進めました。まず、24Hシートを「何のために取り組んでいるのか」「取り組んでの効果」をグループ内で共有して現状を振り返ってもらう。その後、事前に提出して頂いた疑問や悩みについてグループワークを行い、解決するヒントを皆で考えて行くという流れで進めました。取り組みの効果として「入居者の意向や好みを知ることができた」「介護を必要とする時間が明確になった」等の意見が聞かれました。一方、疑問や悩みとしては「24Hシート作成後の確認と活用方法」について多くの質問が聞かれました。グループワークでは、各施設での取り組み状況や課題の共有を行いながら、解決策を見出すといった参加型の内容でしたので、会場内の雰囲気もよく活発な意見が飛び交っていました。

指導者の抱負 ~実践、質の向上のために~

社会福祉法人 鶴岡市社会福祉協議会 特別養護老人ホーム おおやま 主任 小林朋子 氏

 

ユニットリーダー研修の受講者の一番の悩みは、「施設にもどってから他のスタッフへどう伝えたらいいか?」のようです。とにかく「こうなっていますよ、こうですよ」と結論だけを伝えがちですが、大事なことは「どうしてそうするのか?なぜそうなのか?」を伝えることです。これには、自分が理解できていないと伝えられません。しかし、出来てしまえば、どんな状況でも知恵が展開でき、ケースバイケースの対応につながります。

そのお手伝いとして、指導者も、各ブロックのフォローアップ研修に積極的にかかわっています。フォローアップ研修は、リーダー研修の基礎を伝えることが中心の内容と比べると、今抱えている課題に焦点を当て、解決に向けた具体策を、同じ地域の仲間として個別に対応できます。

私たち指導者も「なぜ、どうして」が説明できるように、指導者全体研修やブロック研修で日々研鑽を積んでいます。

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