平成26年度一般社団法人 日本ユニットケア推進センター事業報告(9月)
平成26年度の実績より一部抜粋し、傾向をお伝えさせていただきます。
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管理者研修・・・掲載項目
・受講者像
施設種別、管理者のリーダー研修済み者数、性別、年齢(施設種別)、受講動機
・受講者評価
・研修受講前における運営状況
33条の認知度、自法人の理念認知度、車いす体験で見えた施設の状況、朝食の状況、入浴の状況、介護職員のユニット配置状況、介護職員の勤務シフト作成体制、ユニットリーダー手当の有無、ユニット費の有無
・職員のユニットリーダー研修受講報告を聞き思った事
総じて、管理者としては若いユニットリーダー研修受講済み者が小規模施設の管理者になりつつある傾向が見えた。その利点は、ユニットケアを学んだ管理者であるので、理論に基づく運営が出来るが、「人事権・決済権」を与えられないプレーイングマネージャー的存在であるため、本来の力が発揮できていない構造が見えた。研修については、満足の意見が占めていた。
ユニットリーダー研修・・・掲載項目
・受講者像
施設種別、性別、年齢、役職、ユニットケア管理者研修受講の有無
・受講者評価
座学研修、実地研修
・研修受講前における運営状況
33条の理解、勉強方法、管理者研修受講の有無と33条の認知度の関係、ユニットリーダーの役割についての説明
総じて、男性職員の比率が多くなり、ユニットリーダー経験者以外の予定者、何も知らされていない職員の受講が増えている。介護経験の少ない受講生もおり、ユニットのマネージャーたる存在のユニットリーダーに不安のある受講生もいた。職員不足により、ユニットリーダーが夜勤を引き受け、月8回もしている人もいた。管理者研修を受講している施設の割合は57%であり、受講の有無で施設の取組みに差がみられ、せっかく理論や実践を学んでも共有できる構造がないことでこの研修が活かされないことが明確化した。