第27回 ユニットリーダー研修 福岡 2日目

2013年2月20日 更新

リーダー研修の2日目からは、20~25人の少人数単位の教室で、4~5人のグループを構成し、グループワークを中心とした研修会になります。
各教室では、コーディネーターと講師と呼ばれる指導者が研修を仕切っていきます。
一日の研修が終えた後は、各コーディネーターと講師が一同に集まり、振り返りをします。
自分の教室の受講生像は・・・。
施設の開設度合いは・・・。
単元ごとの進め方で工夫した事、失敗した事、出た質問・・・。

ここで、こんなことしたらうまくいったというように良い事は真似し、困難事例は皆で共有し、研修の目的を再確認しながら、明日へのステップにします。

出た話です。

「朝は従来型の施設に応援に行くので、ユニットが空になる」・・・え!法令違反。
「監査から、排泄交換のバッグと排泄用品をトイレに置くなと言われた」・・・どうして置くなと言われたか、聞いた?

「24Hシートの最後のグループワークで、やっぱり出来ないと言われた。その時、自施設で24Hシートをつくりどう活用したか話したら、その受講生が立って、やってみますと言った」・・・よかったね。成功体験が一番だよね。

「前回は、食事のセッションで時間がかかり過ぎたので、まとめ方を工夫した。そしていつも緊張して食べられない昼食も力を出す為に全部食べた。」・・・で、うまくいったの。

かなりの議論です。ここで質の担保と情報の共有を図ります。
その後は、わいわいの飲み会。実習先の施設長やオブザーバーも入りかなり盛り上がります。
今回の最後の締めの言葉。
「高齢者施設を引っ張っているのは誰?」「実習先です。」
「この実習先が質の担保をしないと日本の高齢者福祉の発展はない。大変だけど、皆で頑張ろう!」

そして、
「陽は西から昇ります。」  九州地区実習先全員のプライドです。
秋葉

ゆっくり。ゆっくり。

2013年2月19日 更新

仕事柄、飛行機に乗る事もある。
機内への誘導は、「お手伝いの必要な方」から始まり、「プレミアムクラス」そして一般の乗客になる。

「プレミアムクラス」の席は、機種にもよるがそう多くはないので、十数人もいればいい。
以前は、その人達を、横目で「なるほど、あういう人が乗るんだ」と見ていた。

しかしこの頃は、誘導の順に変わりはないのだが、何十人もぞろぞろと乗り込む。
年をめした人が焦って先に乗りこんでいるかと思えば、若者も、中年も皆いる。
早く乗りこんでも席は決まっているのに、全員乗り込むまで飛行機は飛び立たないのに。

昨日は、着陸してゲートに向かう途中にもかかわらず席を立った夫人がいて、乗務員が焦って静止していた。
そういう自分も、飛行機が停まるとシートベルトサインが消えないうちにシートベルトをはずそうとしている。

はしっても、あるいても、ちきゅうのスピードはおなじです。
あせっても、のんびりでも、ちゃんとあしたはくるんです。

そんなこと振り返っている時に、こんな歌が聞こえてきた。
(まる)

第27回 ユニットリーダー研修 福岡 1日目

2013年2月19日 更新

リーダー研修初日の2コマ目のカリキュラムは、「ユニットケア導入の過程」です。
実地研修先の管理者と介護の責任者に「なぜ、ユニットケアを導入したか?導入しているうちにどんな課題が発生しどう解決していったかの経時的変化、効果は何か・・・」等の具体的な話しをしていただきます。

受講生の感想をいくつか紹介します。
「私たちは、いろいろな理由で最初からあきらめてしまっている感がある。それでは何も変わらないので、まずは自分がぶれないようにしようと思う」
「既存の施設を改築して、ユニットケアを進めるには、職員の意識をかえるのが大変だと思った。自分の施設の事もこうやって発表できるようにしたい」
「反対があっても、まずはやってみるという前向きな姿勢に感動しました」

管理者、介護の責任者共に、最後のスライドは、今では、遠くから私たちを見守ってくれているだろう1枚の職員の写真でした。
「反対があっても、まずはやってみようよと声高に皆を引っ張ってくれました。」
「ご飯を始めて炊いた時、そのお釜を持って、入居者に{みてみて、ご飯のいい匂いがするでしょ}と、まわっていました」

 彼女は、施設でも、また、私達のユニットケアを推進していく指導者の仲間でもありました。いつも、「どうしたらうまくいくか」その話をわいわいしていた仲間でした。
「継承」・・・彼女の残してくれた事、彼女が大事にしていた事・・・を誓いました。
ご冥福をお祈りいたします。ありがとうございました。

秋葉

ページトップへ