福井県 たぶのき
法人名 | 社会福祉法人 福井ゆうあい会 | |
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施設名 | 特別養護老人ホーム たぶのき | |
施設住所 | 福井県福井市大願寺3丁目3-6 | |
TEL | 0776-27-4140 | |
FAX | 0776-27-3036 | |
施設管理者 | 施設長:小林 佳子 | |
担当者 | 受入担当者:平木 宏美 | |
連絡先 | 0776-27-4140 | |
HP | http://www.fukui-youi.com | |
施設情報 | 開設年月 | 平成25年4月1日 |
ユニットケア導入時期 | 平成25年4月1日 | |
整備状況 | 創設 | |
入居定員 | 30名 | |
ショートステイ定員 | なし | |
ショートユニットの形態 | なし | |
本入居ユニット数 | 3ユニット | |
ショートユニット数 | 0ユニット | |
ユニットリーダーの平均年齢 | 45歳 (2024年2月1日現在) | |
人員配置(常勤換算) | 1.67 :1 (2024年2月1日現在) | |
人員配置 (常勤換算/医療職含め) |
1.53: 1 (2024年2月1日現在) | |
平均要介護度 | 3.8 |
施設の歴史・理念・概要など
私たちの施設は、療養型病床を転換して開設しました。療養型病院では、入院生活のベースは病院であり安全に過ごす事が最優先され、プライバシーの保持や自由な生活とは程遠いものでした。平成25年、「たぶのき」を開設するにあたり、ハード面・ソフト面共に「家」「暮らし」を最優先とし、「対象者にとっての普通の暮らし、当たり前の生活の追求と実現」「人権を守る」という事を理念に掲げました。
また、「たぶのき」という施設のなまえには素敵な物語があります。福井市指定天然記念物「町屋のタブノキ(樹齢は推定約500年)」が、土地の売却の為、惜しまれながら伐採されました。
ところが、お隣の家の庭に、このタブノキから落ちた種が自生し若木に育っていたのです。その苗木を譲り受け、「先代と同様、当施設も末永く地域住民の方に親しまれますように…」という願いを込め、施設名を「たぶのき」としました。開設時には、施設の庭に地域の方や入居者・職員皆で植樹をしました。
地区のシンボルとして継承ができるよう、職員一同、より良いケアを行っていく事を心に決めた瞬間でした。
ユニットケアへの想い
「普通の暮らし、当たり前の生活の追求と実現」言葉で言うのは簡単ですが、実践は中々思うようにはいきません。開設当初は、療養型病床からの職員異動という事もあり、「ユニットケア」という言葉の意味も十分に理解できず、動き回る(とにかく業務をこなす)職員が多くいました。
そこで、まず、①入居者の事を「知る」こと、②「馴染みの関係づくり」「信頼関係づくり」をすること、③「したい事、したかった事、してきた事」等を少しでも実践していく事を目標に進める事にしました。
「忙しいからできない」のではなく「できる事を探す」、「職員が全て行う」のではなく「できる事は手伝っていただく」、何気ない会話や支援の中にも入居者の趣味・特技・興味がある事の内容を盛り込む等、「ユニットケア」という言葉を難しく考えず、できる事をコツコツとおこないました。
開設して10年経ち、たくさんの入居者が入れ替わりました。お年寄りの方は、施設に入居しても「地域住民の一員」です。最後の最期まで、その人らしく生活できるかどうか、地域と近づけるかどうかは、全て私たち職員次第です。開設当初からの「ユニットケア」に対する思いは変わっていません。これからも地域の方と協力し合い、互いに助け合いながら、進んでいきたいと思います。
- ~大晦日からの元旦~
- 紅白歌合戦の後は、目の前の神社へ初詣に行く方も…。夜中に地域の方と会って新年の挨拶ができる、とても貴重な時間です。
- ~暮らしの継続を~
- 近くの駅から電車に乗って…。行先は、福井の駅前。福井駅前も昔とは全く違い、入居者もビックリしています。
- ~夕日に思いを馳せて~
- 福井の東尋坊から観る真夏の夕日は最高です。
「綺麗」意外の言葉が出ず、夕日が沈むまで静かに見つめます
- ~たまには一泊旅行も良いですね~
- 希望があれば一泊旅行へ!!一緒に温泉に入り、裸同士のお付き合いをし、楽しく時間を過ごします。