法人名	社会福祉法人　もやい聖友会
施設名	銀杏庵 穴生倶楽部
施設住所	福岡県北九州市八幡西区鉄王2丁目2番36号
TEL	093-631-2100
FAX	093-631-7080
施設管理者	施設長：権頭 喜美惠
担当者	受入担当者：栗原 知弘
連絡先	093-631-2100
HP	https://moyai.or.jp
施設情報	開設年月	平成26年12月1日
	ユニットケア導入時期	平成26年12月1日
	整備状況	新築
	入居定員	120名
	ショートステイ定員	10名
	ショートユニットの形態	独立
	本入居ユニット数	12ユニット
	ショートユニット数	1ユニット
	ユニットリーダーの平均年齢	39.6歳　（2024年2月1日現在）
	人員配置（常勤換算）	2.03：1　（2024年2月1日現在）
	人員配置 （常勤換算／医療職含め）	1.73：1　（2024年2月1日現在）
	平均要介護度	3.80　（2024年2月1日現在）

施設の歴史・理念・概要など

　もやいは、「分かち合う、助け合う、相互扶助」の意味があり、『おたがいさまで笑顔がいっぱい』を基本理念として、2011年に社会福祉法人もやい聖友会を創設、2014年に特別養護老人ホームの『銀杏庵穴生倶楽部』が開設されました。
銀杏庵では、常に入居者さまは「地域の住民」「社会の一員」であることを意識し、施設を拠点として地域住民、入居者さま、ご家族、職員が、相互に関わり合いながら、昔からの家族や地域の姿である「赤ちゃん、子ども達から高齢者まで」が、自然な形で出会える仕掛けづくりを行っています。そのために、ハード面や設えだけでなくソフト面においても配慮し、家族のような人と人との繋がりを感じられる家族機能の社会化「ごちゃまぜ社会」に向けたさまざまな活動を行っています。

　特に、認知症の啓発活動には力を入れています。入居者、職員、地域住民や企業なども参加しての「認知症行方不明者捜索模擬訓練」では地域を歩き声をかけあったり、劇団「雪月花」を通しての認知症啓発劇は、入居者、職員、地域住民にも演じていただき市民センターなどで公演をさせていただきました。また、すでに100回を超える月に一度の「もやい通りマルシェ」では、地域のたくさんの子ども達が来設してくれ、ボランティア活動や農業などを通じて、入居者さま達と緩やかな関係づくりを行っています。
そして、施設内にあるＦＭラジオのスタジオからは、入居者さまや認知症の方をパーソナリティとしたラジオ番組も放送し、表現の場、発信の場を設けています。
　多くの活動の中でも、最近、注目されているのは、老人ホーム内をお散歩することがお仕事である「赤ちゃん職員の採用」です。ママ、赤ちゃん、職員、入居者さま、誰にとっても癒され元気をもらえる取り組みとして、国内だけでなく世界中から取材を受け発信されました。
　「人として幸せに生きる」ためには、人との繋がりはなくてはならないものです。もやいでは、赤ちゃんから高齢者まで、医療・福祉、そしてまちが一体となった誰ひとりも孤立しない安全安心な次世代を育てられる地域共生社会を目指して頑張っています。

ユニットケアへの想い

　「銀杏庵　穴生倶楽部」ではここで暮らす方々が「食べて・出して・寝る」という暮らしはもちろんの事、地域の方々と共に暮らしていくという事を大切にしています。住み慣れた環境で今までと同じようにご近所の方と顔を合わしておしゃべりしたり、併設のカフェでお食事したり、理美容室で整髪したり、施設内のパブリックスペースで開催される地域の方のサークル活動へ参加したりと、今までと変わらない生活「暮らしの場」を提供させていただいています。
　そのような施設内にあるユニットは、ひとつひとつが、それぞれの入居者にとっての「我が家」であり、外での活動の疲れがとれ、今日一日の楽しい事を共有することの出来る、安心できる家であることが大切であると考えています。そのためにも、施設では個人のプライバシーと、その人らしい暮らしを守りつつ、入居者さま、家族、職員、地域住民との関係性や距離感も配慮しなくてはなりません。
　私たちにとっても当たり前である生活と同じく、入居者さまにとっても、その暮らしが当たり前で日常となり、画一的な方法ではなく、その人がその人らしく、毎日を笑顔で生きるためのお手伝いをさせていただいています。