「答えは入居者の中にある」(特別養護老人ホーム白駒の森 髙山晃宏)
2017年9月15日 更新
これは、何か問題や課題に直面するたびに、私が自分自身に言い聞かせている言葉です。
私が受講者としてユニットリーダー研修を受講したのは平成22年です。当時は白駒の森とは別の施設でユニット型特養の立ち上げに携わり、苦悩の中で日々奮闘 していました。研修では、驚きの連続でたくさんの学びと大きな希望を得ました。
熱い情熱を持っていましたが、上手くいきませんでした。それはなぜか、今振り返ってみると、当時は形にこだわり、肝心な入居者に目を向けることをせず、テキストの中にばかり答えを求めていたなぁ…と思います。
それから年を重ね、たくさんの失敗や挫折を経験し、白駒の森で働くことになり、入居者に思いや関心を向けれるようになってきたことで表記タイトルの言葉に辿り着きました。
ユニットリーダー研修で学ぶ内容は、様々な課題に対する答えではなく、そこに繋がる根拠であり、具体的な手段であり、仕掛けである、と思います。
受講した時に役立つこともたくさんありますが、それ以上に、年数が経ってもその時々に直面している課題に対して糸口となるものが詰まっていることが最大の魅力だと思います。