ユニットケアの魅力(介護老人福祉施設花友にしこうじ 濱口 洋行)

2020年7月1日 更新施設長

そこに暮らしているのは入居者自身です。私たち職員はその「暮らしの継続」を実現するためのアシスタントに過ぎないと思います。

しかし、私たちがアシスタントに徹することで見えてくる入居者の変化は私たちに勇気と希望を与えてくれるに十分であり、ケアの重要性を改めて感じさせてくれます。ユニットケアの視点は入居者一人ひとりの一日24時間の暮らしであり、職員が入居者の想いに寄り添いながらケアをしています。一人ひとりの暮らしぶりが違うのはもちろん、同じ人であっても様々な精神状態等の変化があり、毎日全く同じ暮らしをしているとはかぎりません。

このような入居者の日々変わる状態に寄り添ったケアをするために柔軟な対応をしていくのが私たちの役割であると考えています。その実践に取り組み、エビデンスを積んでいるのがユニットケアの実施施設です。また、職員を固定配置することでユニットミーティングでの意見交換も活発になり、本当に一人ひとりの身体・精神の様態を同じ言葉で共有することができます。それが入居者の明日の笑顔につながっていることを職員みんなで実感でき、新たな展開も含めて統一したケアの実践が可能な体制であると信じています。作り上げるのには相当の時間と労力がかかりますが、皆さんの施設でもぜひユニットケアに継続的に取り組んでほしいと願っています。

 

ユニットケアの手法を軸に運営するにあたって(特別養護老人ホームかわいの家 関 勝之)

2020年7月1日 更新施設長

令和2年4月1日をもって「かわいの家」は、開設10年目を迎えました。開所当時の施設長が「理想の特養を作るんだ!」と話されており、私自身も当時の従来型特養の介護方法であった一斉一律のやり方に疑問を感じており、うらやましいと思っていたことを思い出します。私自身は従来型特養、デイサービスを経て平成30年4月1日より、ようやくかわいの家へ配属となり、ユニットケアについて学び始めました。

私が配属されたときは、ユニットリーダー実地研修施設となっておりましたが、かわいの家も開所当初から同様な取り組みが出来ていたわけではありませんでした。当時の施設長の「理想の施設を作るんだ!」という想いのもと、多くの職員が推進センターの研修を受け、ユニットケアの知識を共有し、施設全体で約5年間取り組んだ結果が今のかわいの家のスタイルとなっています。

ユニットケアを軸に施設運営を行っていくうえで魅力と感じていることは、ケアへの想いだけではなく、明確な根拠と手法があることで私のようなユニット型特養未経験者でも、とても理解しやすく、職員育成がしやすいというところです。また、研修の受け入れや勉強会等を通じて法人を超えた交流の機会もあり、多くの学びの機会が得られることも魅力の一つと感じています。

まだまだ、ひよっこですが、これからも職員一丸となってユニットケアを深く学びサービス向上に努めていきたいと考えています。

通知表(特別養護老人ホームあすなろ 高橋 知世子)

2020年6月1日 更新施設長

平成16年4月に「おれの入りたいと思える施設を作る」と初代理事長が開設し、平成20年に亡くなるまでは、試行錯誤しながらも自由に楽しく暮らしていたように感じます。いつの間にかユニットのリビングで新聞を読み「ここは、みんな着替えてからご飯食べるんだな、おれは寝間着で食べられるが、Aさん(職員)は着替えてからご飯食べるのか?」と職員が聞かれ「着替えは出かける前です。」と答えると「じゃあ、BさんやCさん(入居者)はどうなんだろうな」と、ユニットケアの考え方を示してくれる方でした。

「施設は施設長以上のものにならない」とユニットケアの研修で聞いたとき、初代理事長の思っていた施設とかけ離れていた現状に悩んでいた私がもっとユニットケアを理解して示していかないと、初代理事長の想いに答えられないと、職員とともに、入居者が満足する施設を目指してきました。

先日、元校長先生をしておりました入居者様に、「あすなろの良いところ、ここが自慢って何だと思いますか?」と職員が聞いたところ「1、平屋で自由に動ける。2、自然環境に恵まれている。3、室(ユニット)内のコミュニケーションが良い。4、お互いの心が大事にされている。5、心豊かな職員が多い。信頼関係が強い。6、自分の生活習慣が守られている。」と書いて渡してくれました。ありがたい私たちへの通知表です。

 

(我が家の見張り番)

自然豊かな緑に囲まれた我が家の道路の向かいにある雑木林(理事長の私有地)には、春の味覚「山菜」が豊富です。たらの芽、こしあぶら、こごみ、ぜんまい、わらび等、宝の山です。ユニットのリビングから見えるところにたらの芽が見えます。「理事長がごちそうしてくれるから、お花見弁当に入れようね。」とみんなで楽しみにしていました。道路から見えるところにあるので、私有地と言うものの、勝手に取られていることも多く、見えない敵との戦いです。みんなで食べる分を確保するため、立て看板を設置したり、いつが採り頃か散歩がてらパトロールしたりと余念がありません。

ある日出勤すると、「今朝早くに、自転車停まってだっけ、赤シャツの男だった。たらの芽採られでねが?」と入居者に声をかけられました。「え!だめだ、お花見までちょっとあるけど、良さそうなの採っておかないと、なくなるね。次、怪しい人見たら、『何してだ』っておっきい声出していいからね。」と、お願いしました。その甲斐あって、たくさんたらの芽が採れたので、山菜の天ぷら入りのお花見弁当を楽しむことができました。「うめなー、自分で採りに行きでけど、採ってらの見てだから採ったようなもんだ。次はわらびだな!」まだまだ、見張りは続きます。わらびは一緒に採りに行きましょう。

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