30秒で分かる、たぶのきの「暮らし」(特別養護老人ホームたぶのき 小林 佳子)
2024年9月13日 更新
「施設」ではなく「家」
※「行ってきます!」「ただいま」の関係
※建物へのこだわりが凄い
「入居者と共に生活する事」を意識しているので、職員の挨拶は、出勤時は
「ただいま」、退勤時は「行ってきます」と入居者に声をかけています。
家庭的で落ち着く「たぶのき」を是非、見に来てください。
「ユニット内キッチン」で「目の前で調理」
※食事の準備、片付けは入居者と。
※ときには店屋物注文も。
「食事」は「美味しく・楽しく」にこだわり、入居者の目の前で調理をします。
出来上がった食事は、職員も入居者と一緒にいただき、「食」の時間を楽しみます。外食やテイクアウト等、バラエティーにあふれています。
「自由な生活」
※晩酌OK、夜でもお出かけOK!!
※日帰り旅行、一泊旅行OK!!
一人ひとりの想いを大切に、取り組みを行います。
「自由な生活」は、たぶのき自慢の一つ。買い物・外出・外食等たくさんの
取り組みを見に来てほしいです。
「地域と一体」
※「町内会」に入っています。
※地域行事には積極的に参加。
地域行事の手伝いはもちろんの事、様々な行事に参加します。
市民体育会・夏祭り・秋祭り・神事・大寒禊ぎ等、入居者も地域住民の一員な
ので、一緒に地域行事を盛り上げます。
「私の願い」
これからも、一人ひとりの方が、自分の「家」と感じていただけるような「自由な暮らし」「普通の暮らし」を追求し続けます。そして、心豊かに最期まで過ごせるよう、入居者と職員が一緒に楽しみながら「生活」をしていきたいです。
たぶのきの支援(特別養護老人ホームたぶのき 平木 宏美)
2024年9月13日 更新
たぶのきは「生活の場」「普通の生活」を意識しています。
食べて、排泄して、入浴するだけでは「生きている」だけ。買い物に行ったり食事を作ったり、旅行や趣味を楽しんだり・・・という「活動」があってはじめて「生活」になります。もちろん出かけるだけではなく、天気の良い日にベランダへ出て日光浴をする、沈む夕陽を見る、室内で一緒にテレビを観るなど色々なことです。
要介護になったお年寄りの生活を支援し、その楽しさをともに再発見することが職員の役割です。なので、たぶのきでは介護職員を生活支援員と呼んでいます。
たぶのきでは介護経験の有無にかかわらず、新入職員は必ず入居者の疑似体験を行います。体験を通じて何が快適なのか、どうすれば入居者に負担や痛みがないかということ、介護を受ける側の気持ちを確かめます。
嚥下食を食べる、濡れたオムツを着用する、リクライニング式車いすで1日過ごす等、身をもって入居者の負担や痛みを知ることで、絶えず入居者の感覚で考えられるように、要介護状態であっても人権を尊重することの大切さを学びます。
先日のことですが、食事作りをして味見をしてもらおうと小皿を渡しましたが、その方はモジモジとするばかりで味見をしません。感想を知りたい私の視線は自然とその方の口に向けられています。「どうです?」と急かすと、「味見をする口を見られるのが恥ずかしい」と言われました。そんな恥ずかしさを全く考えていませんでした。理念に掲げている相手の気持ちになって、人権を守った支援ができていなかったと反省し、色んな場面においての「見守り」についても注意が必要だと改めて感じました。
たぶのきは福井の中でも小さな施設です。のんびりゆったりとした生活、職員も色んな役割を持ちながら支援しています。是非、福井にお越しください。