「業務優先から一人ひとりの思いを優先へ」(特別養護老人ホームくわのみ荘 竹内 義人)
2018年7月2日 更新
施設が従来型のケアから本格的にユニットケアへ取り組みだしたのは、13年前でした。
その頃の私のケアは、入居者一人ひとりを知ろうともせず、効率よく業務をこなすことが優先で、いかに速くオムツ交換や入浴介助が出来ることで一人前になったつもりでいました。
そこへ個別ケアを実現する手法としてユニットケアが導入され、今までの真逆の考え方に戸惑いながらも、起床時間から見直しを行いました。朝早くから起きてテーブルで寝ている入居者の姿が減り、ゆっくり起きることで日中も笑顔で過ごす入居者が増えていきました。その様な姿を目の当たりにし、徐々に業務優先から入居者一人ひとりの暮らしや思いを考える様になっていきました。
今後も、一人ひとりの個性と生活リズムを尊重した「個別ケア」に向けて、施設の理念に立ち返りながら取り組んで行きたいと思います。
「ユニットケア研修の魅力」(特別養護老人ホームくわのみ荘 鞭馬 忠久)
2018年7月2日 更新
私がユニットリーダー研修を受講して、早6年になります。
期待と不安を持って参加しましたが、座学に参加すると、施設は違えど、問題や抱えている悩みは殆ど同じでした。実地研修では、ケアを行う中で、気づき・反省と対策を詳細に記録して、個別ケアに取り組まれており、とても感銘を受けました。
研修後は、課題だった自ユニットの起床ケアについてミーティングで話し合いを行うと、入居者によって目覚める時間が違ったり、スタッフによってケアに関わる時間がバラバラだった事が分かった為、まず24Hシート一覧表の見直しから行いました。最初は大変でしたが、一覧表を作成する事で、統一したケアが出来るようになり、達成感を持つ事が出来ました。
これから研修に参加される皆さん、研修中は受講者の人達はもちろん、講師や受け入れ施設の方々と積極的に対話し、たくさんの仲間を作り、ユニットケアを盛り上げていきましょう。
「好きな物を食べる喜び」 (特別養護老人ホーム望星荘 山田 慎吾)
2018年7月2日 更新
望星荘には、いろいろな移動販売がやってきます。
その中の一つに唐揚げ屋さんが来ます。みなさん、唐揚げを買うのを楽しみにされています。入居者様の他に職員や家族の方が唐揚げを買っていきます。
なかには100歳を超える入居者様も唐揚げを買ってすぐに食べられています。
「唐揚げが食べたい」「どの唐揚げを買うか真剣に悩まれている」
このような日常生活の中によくある光景も、よくよく考えてみると“個別ケア”だからできるのだと思います。
入居者様の意向・暮らしに合わせたケアを実現できることが、ユニットケアの魅力だと思います。