「素心苑らしさ」 (特別養護老人ホーム素心苑 ユニットリーダー 古舘 博子)

2019年3月1日 更新

著者ユニットリーダー 古舘 博子   (社会福祉法人素心の会 特別養護老人ホーム素心苑)

従来型特養で嫌気がさし、「介護なんてやりたくない」とブラブラしていた。そんな時に、今の上司から「面白いことをやってみようと思うのだけど・・・」と声をかけていただき、素心苑で勤めることになりました。

素心苑では「誰のために、何のために」を考え、「その人らしさ」を合言葉に今年の干支のごとく猛進しています。ただ猪と違うところは周りを見ずに一直線!というわけではなく、周りに気を配り入居者・支援員(全職員)とともに目標に向かうという「人間らしさ」や「笑顔」が溢れているというところです。

目線を合わせることを大切にし、「○○さんがいないと淋しい」と言っていただける支援員がチラホラとみられるようになり、少しずつではありますが入居者からの言葉を励みに、入居者と支援員の笑い声が絶えない素心苑になりつつあります。「介護=辛い」ではなく、「面白い」と思えるような関わり、信頼関係を紡げる家(ユニット)を目標に、まだまだではありますが、ユニットケアに取り組んでいきたいと思います。

「ユニットケアの魅力」 (特別養護老人ホーム素心苑 生活相談員兼介護支援専門員 泉 早苗)

2019年3月1日 更新

著者生活相談員兼介護支援専門員 泉 早苗   (社会福祉法人素心の会 特別養護老人ホーム素心苑)

ヘルパーなどの経験を経て、居宅ケアマネジャーとして働いていた事業所からユニットケアに取り組む地域密着型特養(平成26年新設)に転職をした当時を振り返ると、「生活相談員」と「施設ケアマネジャー」という自分にとっては未知の経験に不安を感じると同時に、「ユニットケア」という新しい出会いに、わくわくしたことを思い出します。

実際に「暮らしの継続」ということを頭ではわかっていても、ユニットリーダーのように研修を受けたわけでもなく、絵に描いた餅のような生活相談員を数年続けてきました。それが、『ユニットリーダー研修実地研修施設を目指す』と事業所が一丸となったことから変化が生まれ、初めてのトライで実地研修施設に受かることができました。いまでは、私もユニットリーダー研修の受講者とともに、基本から学ぶ機会をいただいています。

素心苑では「暮らしの継続」+「今できる楽しみを」、そして「入居した日から看取りが始まる」という施設長の言葉を、ともに暮らす全職員が胸に刻み、人生を背負うのではなく、ともに食事をして、ともに語り歌い、泣き笑いの生活を続けています。

いま、施設では「ここで暮らせてよかった」という入居者・ご家族の言葉や、「一緒にいられて良かった」という職員の言葉が聞こえてきます。それが私にとってのうれしい瞬間です。

「人として生きることへの気付き」 (特別養護老人ホームマモリエあいら 生活サービス課課長代行 山口信一)

2019年3月1日 更新

著者生活サービス課 課長代行 山口信一   (社会福祉法人クオラ 特別養護老人ホームマモリエあいら)

開設当初、私はユニットリーダーとして勤務していました。その頃はユニットケアに関して十分な知識もなく、それまでの従来型施設での経験を基にケアへ取り組んでいました。

私を含めユニットのスタッフは入居者視点ではなく、業務優先のケアをこなすことばかり考え、日々業務に追われながら仕事をしていました。

開設から約10年の経過とともに、ユニットケアにおける理念の大切さ、アセスメントやケア視点の理解、人としての関わり方など、大切なものに多く気付きました。今思えば、開設当初にはそれらがほとんど備わっておらず、うまくいかなくて当たり前の状況であったのだと感じています。

現在も課題は尽きませんが、ユニットケアの実践において日々入居者やご家族の想いに触れ、ともに施設での暮らしについて考えることが、入居者の暮らしの充実のみならず、 スタッフを専門職、そして一人の人間としても成長させてくれているのだと実感しています。

これからも私自身がユニットケアの実践を楽しみ、その楽しさをユニットスタッフと共有しながら、入居者、ご家族、職員に「ここで良かった」と感じてもらえる施設を目指していきたいと思います。

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