その人らしい暮らしとは(特別養護老人ホームちょうふ花園 山口 祐憂)

2021年7月1日 更新

著者ユニットリーダー 山口 祐憂   (社会福祉法人桐仁会 特別養護老人ホームちょうふ花園)

「その人らしい暮らし」とは何か、日々考えます。
ある入居者様のお話です。ご自宅で畳やカーペット等に座り床で生活されていました。入居後、居室の中では靴を履かないことが多く、声掛けをしています。あるとき「無理に居室で靴を履かなくてもよい生活は出来ないか」とユニット内で話し合い、居室の設えを変更することになりました。ご家族様の協力を頂き、床にカーペットを敷き、低いテーブルと椅子を用意しました。初めは設えが変わることでの戸惑いはありましたが、すぐに慣れたご様子で今では椅子に座って漫画を読む生活が定着しています。表情や一日の暮らしぶりを見ていると、本当にご自宅で生活されているようにリラックスした様子で、「その人らしい暮らし」が見えた気がしました。
 今後も「その人らしい暮らし」を実現できるよう、生活歴や意向、ご家族様からのお話し等、様々な角度から考えていきたいと思いました。

ユニットケアの魅力(特別養護老人ホームちょうふ花園 安藤 祐太)

2021年7月1日 更新

ユニットケアとの出会いは、学生としてちょうふ花園へ実習に行った時でした。当時はユニットケアという言葉はもちろん、ケアの方法も知らないことが多くありました。実習を通してユニットケアに触れてみると、一人ひとりの一日の時間の流れを尊重したケアであり、目まぐるし感じがなくゆったりとした雰囲気であったことが印象的でした。
 施設では「個」を尊重し、その方の希望に寄り添うことを大切にしています。例えば食欲のない入居者様から「お寿司なら食べられそう」という言葉が聞かれ、その日に出前を取ると「おいしいわね」と完食され、食欲が戻るきっかけになりました。
 入居者様一人ひとりの「意向」「希望」を確認し、それをすぐに形に出来たことで、もっと気持ちを汲み取っていきたいという思いも生まれてきました。個々の暮らしに合わせ、寄り添えるユニットケアの対応力は、他のケアの手法とは異なる魅力、介護職としての魅力があると思います。

幸せでありますように(特別養護老人ホーム三好園しんざ 武田 雄)

2021年7月1日 更新

ユニットケアとは何ですか? この質問のインパクトは強く、そう問われるとドキッとする方もいるのではないでしょうか。少なからずリーダー研修を受ける前の僕はドキッとしていたでしょう。就職してはや8年、今では僕も結婚して子どもができ、幸せを感じています。
 入居者も僕と同じく幸せであるべきなのではないでしょうか。以前、「夢を叶えようプロジェクト」という取り組みをユニットで行いました。内容は入居者の要望、希望を夢として応えていくものです。夢というと壮大な気がしますが、ほんの小さな些細なことでもいいのです。例えば「朝はパンが食べたい」「3時のお茶は甘いココアがいい」「外を散歩したい」
これらを夢と捉えて叶えていきます。すると入居者の意向や好みに繋がり、自然とユニットケアが生まれ、その人らしい暮らしを支えられます。 夢が叶って幸せです。施設に入居する前と後と、同じように暮らして頂けることが僕の仕事の目標でもあり、やりがいです。
 みなさん、ユニットケアとは何ですか? リーダー研修を受けることは入居者が幸せになれる近道かもしれませんね。

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