ユニットケアへの想い(介護老人福祉施設 紡木長屋 施設長 小幡 明)

2023年5月1日 更新施設長

 介護老人福祉施設 紡木長屋(ツムギナガヤ)は、山梨県上野原市にあります。県最東部に位置し、桜の名所、大野貯水池のほとりにあります。

◆紡木長屋(つむぎながや)の由来について
 T  SUMU  GI  (紡ぎ 住む 木)
 木の家に住み、人と人の繋がりを紡いでいく。
 一つ屋根の下、それぞれ独立して暮らしながらも、共同での仲間意識を構築して暮らしていく。

 長屋は、一戸の家として壁を共有して繋がっていますが、それぞれ独立した玄関を持っています。つまりそれは、ユニット型の特養施設そのものです。
 木に囲まれ、人の温もりのある『長屋』。コミュニティ意識が希薄となりつつある今、人の温もりを感じられる長屋という住まいが見直されています。そんな長屋なら、地域の方々も気兼ねなく遊びに来てくれるのではないか、そんな思いが込められています。
 紡木長屋のユニットケアの取り組みは、4年目を迎えます。
 大切にしていることは、ユニットケアは特別なものではなく『あたり前のこと』『人として何ができるか』を考え行動することの大切さを伝えています。
 コロナ禍ではありますが現在は社会との関係性を大切にし、外出の機会を作るようにしています。また、四季を肌で感じながら生活できるように取り組んでいます。
入居者が喜びを感じ、職員もともに喜びを感じられるユニットケアを求め努力して参ります。

 

くりはらの地でのユニットケア(地域密着型特別養護老人ホームルグネット岩ケ崎 遠藤 範之)

2023年4月3日 更新施設長

社会福祉法人KTK福祉会が平成26年6月に誕生(法人設立)し、地域の社会貢献を目的に開設したルグネット岩ケ崎も早いもので8年目となります。まだまだ開設間もない若い法人、施設ではございますが、開設当初よりユニットケアを導入。
当施設の理念であります「安心・生きがい・感動づくり」を信念とし、ユニットケアについて学び、施設づくりに励んでまいりました。
2019年12月未知のウィルスが流行。コロナ禍のこの3年という月日は社会全体におき、あらゆる場面での行動制限。普段自由に過ごせる健常者の私達でさえ不自由さを目の当たりにした3年でした。
しかし、この3年は入居者一人一人に寄り添う個別ケアについて深く考えさせられた貴重な時間でもあったと私は感じております。
コロナ禍だからこそ私たち自身も不自由さを感じ、施設と自宅との環境の違いで暮らしづらさを感じている入居者の気持ちを体感できたのではないでしょうか。
令和の時代も早5年となり、コロナと共存する時代、新たな日常生活の始まりです。宮城県栗原という長閑な田舎だからこそ感じることでできるゆっくりとした時間がルグネット岩ケ崎には流れています。
入居者の暮らしを支え働く職員も一人一人が参加型で楽しくなければ入居者も安心して暮らすことができないと感じます。職員に笑顔のある施設は、入居者の顔にも笑顔が溢れています。
KTK福祉会、ルグネット岩ケ崎は「入居者の暮らしやすさ」「支える職員の働きやすさ」の融合を目指し、ユニットケア推進に向け更に精進して参ります。

 

「入居して良かった」と本気で思ってもらえる場所になる為に(特別養護老人ホーム幸の郷 川﨑 勇太朗)

2023年4月3日 更新施設長

初めまして。今年度より新たにユニットリーダー実地研修実地施設に加わりました、特別養護老人ホーム幸の郷の施設長を務めております川﨑勇太朗と申します。幸の郷は愛知県小牧市にあります。名古屋市から車で30分ほど・県営名古屋空港から10分ほどで来られる、比較的利便性の良い場所にあります。
幸の郷は開設前より、本気でユニットケアに取り組んでいきたいという思いから、まずは入居される方が早く環境になじめるように、木造2階建ての造りになっています。木の匂いや温もりがより感じられる建物になっています。
ケアも開設時より真摯に取り組んできましたが、年数を重ねるごとに開設当初の熱い思いを持って入職していた生活支援員がだんだん減っていき、自分たちが行っているユニットケアはこれでいいのか。何のためにユニットケアを行うのか。と考えてしまう事もありました。常に採用活動に追われ、事業目標にもユニットケアの推進・理解と掲げるものの、明確な目標ではなくぼやけてしまっており、「施設長以上の施設にはならない」という言葉の通り、しっかり目指す方向を示さず働く職員を困らせているのは自分だと気づきました。
3年前より事業計画書に明確に「ユニットリーダー研修実地研修施設になる」と掲げ、ユニットリーダー実地研修施設になる意義の伝達や行っているケアの1つひとつの意味の理解、指針の見直し、リビング・各部屋の設えの充実などチーム一丸で取り組んできました。
1月、ユニットリーダー実地研修指定許可の通知をいただき、1つの目標を達成する事ができ喜びを分かち合えたことが1番うれしく思えました。
まだまだ課題はありますが、しっかり目標を持ち多職種が協力し本気で「幸の郷でよかった」と感じていただけるように、常に理念を念頭において施設運営を行っていきます。
そしてユニットリーダー研修実地研修施設としてはスタート地点に立った所です。実地研修施設は1つの目標でしたが、ゴールではなく研修に来ていただいた方に「少しでも来てよかった・勉強になった」と思ってもらえるよう施設内でも勉強会などを通してこれからも取り組み続けていきます。改めてよろしくお願いします。

    

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