「オンリーワン」(特別養護老人ホーム一重の里 小山康博)

2017年8月15日 更新指導者

「こんなに楽しい研修初めてです!来てよかったです。」研修最終日に笑顔である受講者の方が話してくれました。

私がユニットリーダー研修に参加したのは丁度10年前でした。先輩にはユニットケアについて色々と指導をしてもらってはいましたが、研修となるとどんなことをするのかと、参加するにあたりとても不安でした。いざ研修になると、グループワークが主体で進めていくとの話で、人見知りの私にとってはすごくドキドキでした。しかし、始まってしまうと、それまで他の施設の方と話をした事がなかったのですが、それぞれがケアに対しての同じような悩み、不安、疑問を抱えているのだと解り、それを共感する事でとても受講者同士で仲が良くなる事ができ、グループワークも積極的に話せ、有意義に時間を過ごす事が出来ました。また、悩み、不安、疑問に対し講師の先生方が具体的に答えて下さり、心のモヤモヤもすごくすっきりする事ができる研修でした。

私も現在は講師という立場で、自分があの時講義して頂いた先生のように、受講者の雰囲気をつくり、講義の内容も解りやすい「オンリーワン」な研修を目指しております。

是非、皆様の参加、お待ちしております。

「支援のあり方を追求する人々との出逢い」(特別養護老人ホーム 和里(にこり) 吉川 聡史) 

2017年8月1日 更新施設長

開設時は、温冷配膳車による食事配膳や排泄の定時交換など、集団的な関わりとなっていました。各職員は違和感をもちつつも、“ユニットケア”、“その人らしさ”、という言葉を都合よく解釈しながら、忙しく“業務をこなす”という日々が続きました。

現在の理念は,「その人を取り巻く人々や社会とのかかわりをもち、人として受け入れられ、尊重されていると本人が実感できるように、共に行っていくケア」というパーソン・センタード・ケアを価値基盤としています。

この価値基盤に至った経緯には、本人とともに悩み、考え、実践していく人々との出逢いが大きく影響しています。支援の本質を追求する人たちの何気なく使用する言葉によって、私たちの思考や施設の文化は深まっていると思います。

私たちは、まだまだ発展途上です。地域の期待にどのように持ち堪えるのかをともに考え、チャレンジしましょう!

「施設を利用しなければならなくなったとき」(特別養護老人ホーム メープル 佐藤将広)

2017年8月1日 更新施設長

私の祖父は90歳を過ぎても自分で車の運転をし、自由な老後生活を送る人でした。

そんな祖父が病気を患い入退院を繰り返し、もう自宅での生活が困難な状況になったときメープルを利用することとなりました。

それまでは自宅で自由な生活を営んできましたから本人もその自由な生活が奪われ、集団生活を余儀なくされるのではと心配したようですが、ユニットケアの目指すところである『暮らしの継続』により本人らしい生活がその後も送れ充実した毎日を謳歌していました。

自宅での生活が困難になったっとき、自宅で過ごしていた生活が続けられるとしたら、施設への入居もそんなに悪いものではないと思いませんか?

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