「リーダー勉強会に救われた私」(特別養護老人ホーム神の園 森井 洸希)
2022年5月2日 更新
リーダーとは?と質問されると皆さんは何を思い浮かべますか?私は昨年5月に勤務していたユニットとは別のユニットで、ユニットリーダーに任命されました。任命される前はリーダーとは引っ張っていく、皆の意見をまとめる、というイメージを持っていましたが、私は正反対の性格で、自己主張も苦手です。正直リーダーには向いていないと思っていました。就任した1ヶ月は「もっとこうした方が良いのに・・・」と思っても、 なかなかユニット職員にその事が言えない、上手く伝えられなく、ずっとモヤモヤしていました。そのことを当時の介護主任に相談すると、主任から「よし!リーダー勉強会やろう」と提案されました。私を含めて新しくユニットリーダーになった3人と主任で毎月リーダー勉強会をすることになりました。「リーダーシップについて」「マネジメント」 「コミュニケーション」そこに加えて、リーダーとはどのようにユニットを運営していくのか?どのようにしてユニット職員を活かしていくのか?といった内容です。勉強会の最初に主任から「学問としてリーダーというものを学ぶ、感覚や価値観でリーダーをしない!」この言葉が今でも心に残っています。勉強会の後は、4人で各ユニットの状況報告や、成功失敗談などを話します。この場で学んだことや、試してみようと思った事を実践していくことで徐々に成果が出てきました。また、もっとこうした方が良いと思っていた事も上手くユニット職員に伝えることができるようになり、少しリーダーとしての自信も付きました。就任当初から今までを振り 返るとユニットケアを実践していくために、ユニットリーダーは「リーダーとしてのスキル」を身につける必要があるのだと改めて思いました。最後にリーダー同士の繋がり、先輩リーダー、同じ悩みを持ったリーダー、相談できるリーダーがいてくれて私はユニットリーダーになって良かったと思っています。もうすぐ1年が経ちますが、仲間を活かすマネジメントを実践しながら、ユニットリーダーが私で良かった!と入居者やユ ニット職員にそう思ってもらえるように、日々精進していきます。