初めての受け入れを終えて(ラスール坂下 介護支援専門員)

2025年7月25日 更新

著者介護支援専門員 山口 美和子   (特別養護老人ホーム ラスール坂下)

 こんにちは。特別養護老人ホーム ラスール坂下で受入担当者をしている山口です。先日、初めての受講者4名の受け入れが終了ました。初日は私を初め、ユニットリーダーも職員も皆緊張の面持ちで、手と足が一緒に出てしまいそうなくらいの緊張感の中でのスタートとなりました。ですが、受講者の皆さんとの交流が進むにつれ、少しずつ緊張も和らいでいきました。毎日の振り返りの時間では、笑顔あふれる楽しい会話が飛び交い、心温まる時間となりました。最終日のプレゼンテーションが終わった瞬間、それまでの取り組みや努力の日々が鮮明に思い出され、深い感慨を覚えました。

 思い返せば、ユニットケア実施研修施設を目指し始めた約1年前は、設えや環境も全く整っておらず、炊飯器や電子レンジはキッチンの中、副食については栄養科から届くと同時に一斉に配膳されるという状況でした。また、リビングにはくつろぎのスペースがなく、職員中心の設えと早く終わろうとする職員都合の動きが当たり前になっている状況でした。「これで本当にユニットケアが実現できるのか・・・」と何度も不安を感じ挫けそうになったこともありました。

 それでも諦めず、何度も話し合いを重ね、臨時のユニットリーダー会を開き、少しずつ環境を整えていきました。多くの職員の努力でユニットの設えも完成、24シートの作成や取り分け配膳の実施もできるようになり、皆さんには本当に頭が下がる思いです。
 今回の実地研修施設を目指す取り組みの中で、本当に多くの学びを得ることができました。今後も研修生の方々と共に学び、その人らしい暮らしの継続を支えられるよう、施設全体で取り組んでまいります。

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