入居者のニーズを叶えるために(特別養護老人ホームマモリエあいら 内村 大希)

2022年1月5日 更新

ユニットでは、『暮らしの継続』のため、生活履歴の把握や日々の生活に24時間シートを活用し、その方の『望む生活』の実現に向けて取り組んでいます。
入居者の中には「◯◯が食べたい」「音楽を聴きたい」と言われる方がいます。マモリエあいらでは入居者の意向をもとに献立を考え、週1回ユニット職員が入居者に協力を得ながら昼食を調理し提供しています。このユニット調理で○○を作り食する事で希望を叶えています。音楽に関しては、好きな曲を家族に依頼して持って来てもらったり、テレビ番組で歌番組を観てもらったり、時には職員が演奏するなどしています。
また、「家に帰りたい」と言われる方もいます。コロナが治まればたやすく叶えることができるニーズも現在叶えることができません。アクティビティに関しての代替はできても、精神的なニーズの代替の難しさを痛感します。
私たち職員が今やらなくてはならないことは、コロナの感染予防を徹底し、入居者が安全に暮らせる環境を作ることはもちろんのこと、気持ちが満たされる環境を整えることだと思います。コロナが終息した際には「家に帰りたい」という思いを真っ先に叶えて差し上げたいと思っています。
これからも入居者様のニーズを一つずつでも叶えられるように日々精進していきたいと思います。

理念の実現に向けて(特別養護老人ホームマモリエあいら 要 充洋)

2022年1月5日 更新

私は大学を卒業後、2011年に入職し、現在は生活相談員として働いています。ユニットケアを取り組んでいく中で、施設理念の大切さを学びました。
当施設では2016年に、職員が誰でも覚えられるように、施設理念を「私が私であるために」に変更しました。
入居者様、ご家族様はもちろん、それを支える職員自身も「私らしく」暮らすことを目指して、この理念となりました。
新規入居の契約の際は、ご家族様に「理念のしおり」を作成・お渡しし、施設理念やユニットケアについて説明させて頂いています。
新型コロナウイルスの影響で、入居者様とご家族のふれあいが閉ざされ、互いの面会などコミュニケーションが思うに任せません。
その中でも、それぞれのユニットで、入居者様一人ひとりにとっての「楽しみとは何だろう」と考え、日々のケアの中で実践しています。入居者様が暮らしてきた人生や、思い出などを聴き取り、そこからアイディアを出しています。思い出の場所への外出や、好きな物をユニット調理で作ったりと様々なことに奮闘している最中です。
今後もコロナ禍という現状であっても、全職員一丸となり「私が私であるために」という理念の実現に向かって行けたらと思います。

私のユニットケア(特別養護老人ホーム梨雲苑 前田美香)

2021年12月1日 更新

著者ユニットリーダー 前田 美香   (社会福祉法人梨雲福祉会 特別養護老人ホーム梨雲苑)

私は、ユニットケアについて何の知識もないまま、ケアワーカーとして梨雲苑に入職しました。入職の際、施設長から、「ユニットケアは初めてでも入居者様の生活は、24Hシートに網羅されているから心配しなくてもいいですよ。」という言葉をかけていただいていましたが、不安の気持ちは払拭できませんでした。
 それでも入職後の勉強会、先輩職員からの指導やアドバイスを受け、日々の日常業務を行ううちに、自分の中でユニットケアとは何かを見いだせる視点と感性が身についてきていることを実感していました。
 入職後3年目でユニットリーダー研修に行く機会があり、他施設のユニットケアの現状を聞くことができました。また、実地研修施設の素晴らしいケアを目にすることができ私の施設の課題も見えてきました。そして改めて、梨雲苑のユニットケアを築き上げてこられた先輩職員の苦労を想像し、知り得ることができました。
 私は、現在ユニットリーダーとして、どうすれば入居者様にとって居心地の良い住まいづくりができるのかを考えなければなりません。それと同時に、ユニットケアの良さを後輩職員に伝えて広め、理解し合える仲間を増やしていかなければなりません。
 理解し合える仲間を増やすことこそ、ユニットケアに最も必要な事であると思っています。

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