「私とユニットケアの出会い」(社会福祉法人メープル 特別養護老人ホームメープル 介護職員 畠山 厚子)

2019年5月1日 更新

私がデイサービスから特養に異動した時は、ユニットケアが導入されていました。自分にはその知識はありませんでしたが、印象として“こんなやり方ってあるの。家みたい。”と思い、介護は大変というイメージから、“もしかして楽しいかも” と感じた事が思い出されます。そして、ケアについて学び、実践を重ね、実地研修施設となって、自分に変化がありました。職員の配置の仕方、入居者は亡くなるその日まで同じ部屋、入居者や家族の想い等を知る事で、ひとり1人に真剣に向き合うようになりました。ユニットケアの魅力は、家と同じような環境で、お互いの事がよくわかっているという関係性の中で、自分らしくいられるという事だと思います。入居者からは、「良い所だ。」「前の施設とは違う」など、家族からは、「私たちも歳をとったらよろしくね」とか「よく、分かっているわね」など。職員からは、「この関係性っていいよね」「仕事に来るのが楽しい」などの言葉が聞かれるようになり、笑顔という表情の変化につながっています。もう一つ言葉の変化として『業務』『提供』と言う言葉が使われなくなりました。こんなケアを広めていきたいと思います。

「ユニットケアに出会って」(社会福祉法人梨雲福祉会 特別養護老人ホーム梨雲苑 副施設長 朝野 真紀子)

2019年4月1日 更新

私は居宅ケアマネジャーとして勤務していた時に、利用者が自宅から介護施設に入居されて支援が終了するという経験を何度もしました。居宅ケアマネジャーの役割は、「介護が必要な状態になっても住み慣れた地域で安心して暮らせるように支援すること」であり、施設に入居されればその時点で本人やご家族とのつながりは無くなり、私にとってその方は「施設の人」になってしまった…という気持ちでいました。

しかし昨年、特養で勤務することになりユニットケアに携わったことで、施設は「もうひとつの我が家」であり、そこでは「暮らしの継続」が実現できていることを知りました。居宅ケアマネジャーにとっては支援終了だったことが、その方にとっては新たな居場所づくりの始まりであり、施設にとっては暮らしの継続の支援の始まりであることが何とも言えず嬉しいような誇らしいような気持ちになったことを覚えています。

ほとんどの人は自宅での生活・介護を望んでいながらも、様々な事情から最後の選択肢として施設に入居することが多いのが現状だと思います。そんな状況であってもユニットケア施設とその理念が一筋の光となって新たな暮らしを照らすことができ、そんな施設が身近にあると知ることで、在宅生活を継続する上でも大きな道標になっていけるのではないかと感じています。

「日々の言動力に」(社会福祉法人梨雲福祉会 特別養護老人ホーム梨雲苑 主任・フロアーリーダー 竹内 七々恵)

2019年4月1日 更新

著者主任・フロアーリーダー 竹内 七々恵   (社会福祉法人梨雲福祉会 特別養護老人ホーム梨雲苑)

自施設では、ユニットケアの理解を深めるため、ユニットリーダー研修の受講を重ねています。私も研修に参加した一人です。

私がユニットリーダー研修に参加したのは9年前のユニットリーダーになったばかりの頃でした。ユニットケアについての理解が浅く、「ユニットケアとは?」「マンツーマン入浴は何が良いのか?」「ユニットで炊飯するのは何のためか?」など、理由を聞かれた時に、どう答えれば良いか、自信がありませんでした。

ユニットリーダー研修では、ユニットケアにおける理念“暮らしの継続“の大切さ、24時間の暮らしを見つめることの大切さを学ぶことができ、また、24Hシートを活用することで、その人の暮らしを知ることの大切さを学び、個別にケアすることの根拠を深く理解することができました。
研修参加後には、「ユニット職員にこうやって伝えればいいのだ。」と言い切れる自分が居ました。確実に研修前よりも自信を持つことができました。また、自施設の課題がはっきりと分かり「やらなければ。」と気合が入りました。

現在も課題はあり、悩んだときには研修を振り返り、目指すべき方向性を確認しています。

ユニットリーダー研修は、ユニットケアの学びを深めさせてくれると同時に、自分自身に自信とやる気を与えてくれました。私にとって日々の原動力となっています。

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