「ユニットケア研修の魅力」 (特別養護老人ホームうねめの里 安江健吾)
2018年12月3日 更新
私は、ユニットリーダーになる時にこの研修を受講しました。研修はグループワークを主体としており、率直に感じたことは「研修中に、こんなにも自分が話をするのは初めてだ。」ということでした。専門学校を卒業後、うねめの里でしか働いたことが無かった私にとって、様々な経験年数や異なる事業規模の施設、あるいは他の職業を経験された方々と話が出来るこの研修は、凄く新鮮でした。
また、この研修は、日頃抱えている悩みや疑問などをどんどん出さないともったいないと思いました。その1つ1つに対して、机上の話ではなく、講師の方々の実際の体験を踏まえた話を聞くことが出来るため、みんながとても実感を得やすい研修になっていると思いました。
座学後の実地研修では、講義で学んだことを実践されている施設で見学・体感することが出来るので自分の施設との違いや課題解決の実践方法を学ぶことが出来ました。
その経験を経て、今では、この研修や日々の実践で得た経験を伝えていける存在になれるよう、日々努めています。
「理にかなったケア」(特別養護老人ホーム 晃の園 東哲平)
2018年11月1日 更新
私がユニットケアという言葉を初めて聞いたのは、学生時代の授業中のことでした。個人の生活スタイルに合わせた介護という風に学び難しそうだなと印象を持っていました。
実際目の当たりにしてみると、現実的に実施可能であり、とても理にかなっていることに気付きました。ユニット型の特徴である小規模ごとに分けられることで、職員一人に対する担当の入居者人数が減り、よりその入居者様を深く知ることが出来ます。これにより細やかな介助が可能となり、またその方が自宅での過ごし方を継続できることで、安心や良好な関係の構築の手助けをします。気になっていた時間に関しても、時間をズラして行うことで解決します。その分しっかりとユニット職員で話し合い24Hシートの充実や職員間でのケア統一等、下準備は必要です。24Hシートの準備や職員間での統一と理解とやることは非常に多いですが見合った魅力はあると思います。
「職員のアドバイスと入居者視点での体験」 (特別養護老人ホーム 晃の園 堀井美希)
2018年11月1日 更新
私は昨年の7月にユニットリーダー研修で京都の施設へ行かせて頂きました。私は自施設以外のユニットケアの現場を見たことが無かったので、このような研修の機会を頂けたことがとても新鮮でした。研修を通して、設えの部分や、接遇、研修体制など様々な点において自施設との違いに大変刺激を受けました。
研修中はユニットの職員の方々から直接話を聞かせて頂き、設えの部分で工夫していること、ユニットの個性の出し方、ご家族様との関係性の作り方、ユニットケアの考え方、自分自身のリーダーとして不安に思っていることなど、多くの時間を割いてアドバイスをして頂き、とても大きな収穫がありました。
5日間という実地研修を通して、入居者様体験をすることで職員の動きや、目線、どんなふうに話しかけられたら安心するか、座っているだけでも身体が痛くなるということ、肌寒さなど、身をもって感じ取ることができました。普段とは違った視点でユニットケアを体験することができたと思います。自施設で働く私は入居者様やご家族様にどのように映っているのだろうと考える機会にもなりました。改めてリーダーという立場を頑張っていきたいと思いましたし、現状に満足せずに、より質の高いケアを目指していきたいと思いました。
この研修の魅力は、現場を離れ、入居者様の視点でユニットケアを体験できること、そして実際にケアを行っている職員の方々から話を聞けることだと思います。私も自施設に研修、見学に来てくださる方々に、自施設の魅力やユニットケアの魅力が少しでも伝えられたらと思います。