「ユニットケアの魅力」(特別養護老人ホーム ゆうらく 樋口春恵)

2018年6月1日 更新

著者ユニットリーダー 樋口春恵    (社会福祉法人 伯耆の国 特別養護老人ホーム ゆうらく)

ユニットケアの魅力として私自身が感じることは、最期のその日までその人らしく暮らして貰えるように、職員みんなが同じ方向を目指していけることではないでしょうか。

人それぞれ生活してこられた過程は違っています。何が出来るのか常に考える視点を持ち入居者と接するようにしています。まず入居者とのコミュニケーションをとる時間を大切にし、話ができない方であっても表情や仕草の中から見えてくるものを見逃さないように日々努めています。また、家族との情報交換を密にとることで、住み慣れた我が家に近い環境の中で安心して暮らして頂けるようにしています。

最期のその日がここで暮らして良かったと感じて貰えるように、これからもそれぞれの生活観を尊重できるケアを追及していきたいと思います。

「ユニットケアをやっているからこそ得られる感情」(特別養護老人ホーム清明庵 板橋まどか)

2018年5月1日 更新

「ユニットケアって、一部の先進的な施設の取り組みでしょ?」新卒で入社した私はその程度の考えでユニットケアのイロハを全く知りませんでした。学生の時に見た集団ケアを反面教師に、ただ純粋に入居者のペースで暮らしてほしい、自由な暮らしが保証されるように、と思って自分なりに頑張っていました。そこから13年経ち、少しだけユニットケアのイロハを知って、そこで気づいたこと。

ユニットケアって非効率!

職員の考えで、いかようにも効率的にケアできることがあるのに、あえて非効率。なんて面倒くさい、なんて遠回りしているのだろう、と思うこともしばしば。だけどそのおかげで入居者やご家族から信頼を頂けているとわかったときの充実感、うれしさ。

職員が「その方法がいい」と思ってついてきてくれることのありがたさ。

志を同じくして支えあえる仲間が全国にいることの心強さ。

ユニットケアをやっているからこそ得られる感情だと思っています。

「馴染みの関係」(特別養護老人ホーム清明庵 牧野万里江)

2018年5月1日 更新

著者運営部課長代理 牧野万里江   (社会福祉法人 翔陽会 特別養護老人ホーム 清明庵)

ある日のユニットの様子ですが「お願いします!」「お願いします!」といつも以上に繰り返し大きな声を出したり、ウロウロと落ち着かない入居者がいました。どうやらその日は普段あまり入らない職員が勤務している日で、職員も対応に追われ汗だく状態…。

しかし、翌日様子を見ると大きな声も聞こえず、なんだか楽しそうな声もする様子♪。

その日はいつも見てくれている職員で、二人で洗濯物をたたみながら、「リンゴ農家だったからリンゴ好きだよ!」など入居者さんの若いころの話をしながら楽しそうな雰囲気。

こんなにも表情や雰囲気が変わると感じられたのは少人数で馴染みの関係をつくることができるユニットケアならではだと感じました。職員を固定配置し、いつもの様子を知っている職員が対応することが入居者の安心につながることを実感しています。

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